【二十四節気】hueごよみ 白露(はくろ)

春夏秋冬をさらに細かく6つずつに分けた「二十四節気」。この特集では二十四節気をベースに、旬の食材紹介やそれらを使ったレシピ、季節を意識したスタイリングのコツなどを紹介していきます。

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白露

二十四節気の「八月節」の9月8日ころ。しだい大気が冷えてきて、明け方には草木に露ができ始める。例年、台風襲来の時期もこのころ。
365VisualDB」より

まさに台風襲来の時期ですね。こんなに頻繁に来るとは・・・野菜や魚の高騰に筆者もこまっております・・・

さて、そんな時期の旬な食材をご紹介いたします。


=旬の食材=
いちぢく

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食べている部分って!?


アダムとイブの話の中で出てくる"禁断の果実"とはりんごではなく、いちじくだという説もあります。古来からあったことをうかがわせます。
食用にされる部分、皆さんが通常食べている部分は、実は厳密には果実ではなくイチジクの花にあたる部分って知っていましたか?イチジクは隠頭花序(いんとうかじょ)と呼ばれる花を付ける木で、果実のように見える部分は、花軸が肥大化したものらしいです。切った時に粒粒のように見えるのが花だそうです。

今回はいちぢくを主役に撮影です。

ストーリーを大切に


とりあえず、綺麗。かわいい。

じつはこの「とりあえず」というキーワードは撮影をする際はNGなテーマなのです。

「どのように」綺麗か。「なにが」かわいいか。「誰が」見て綺麗やかわいいと思うか。
しっかりと理由がないと、見ている方に印象を残すことはできないのです。
私たちスタイリストとカメラマンはお客様や商品の特性や商品像などをしっかりと熟知したうえで、表現方法やライティングを考えます。

今回は【大人の女性が、ワインを楽しむとある風景】をテーマに挑戦!
明るい日の光の中とダークな中でもスタイリッシュな雰囲気を作りました。
素材は同じく、いちぢくを使っています。
「寄り世界と、引きの世界」「明るい世界とダークな世界」
ワインが「写りこんでいない世界と写っている世界」

皆様はどちらがより印象的に感じますか?どちらがお好きですか?

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カメラマンの視点とスタイリストの視点

この世界観を作っていく中でフォトグラファーとスタイリストの二人の視点で被写体にどう取り組んだか聞いてみました。

なにを一番に注力しまいしたか?

 

<スタイリスト>主役の商品(いちぢく)を邪魔しない。商品の色を引き立たせる。の2点を心掛け小道具を選定しました。

とくに、いちぢくの綺麗な赤をひきたたせたいと思ったので、周りの小道具達の色を押さえたり、トーンを合わせたりしてみました。

 <カメラマン:鈴木>スタイリストが用意した小道具や花、葉などを主役の商品(いちぢく)となじませるような、彩度、明暗、深度を考えて、空気感を重視して撮影に挑みました。食と植物って日常ではあまり同じ空間にあることが少ないので、リアリティーを追うと違和感だったりチープさが目立ってしまうときがあるんです。今回はシーンを再現するというよりもイメージが先行できるような仕上げにしました。

それぞれの物の見方があって面白いですね。

撮影・レシピ開発、その他お問い合わせはこちらまで

フォトグラファー:鈴木孝彰

※「365VisualDB」は、アマナイメージズが提供するビジュアルデータベースサービスです。

著者プロフィール

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福岡邦子/スタイリスト・フードスタイリスト
武蔵野美術大学短期大学部グラフィックデザイン科卒。卒業後に雑誌の編集に関わった後、フリーのスタイリストに。雑誌や広告などのスタイリングを手掛ける他、フードまわりやプロップなどライフスタイル系スタイリングも好評。kili office所属
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