【二十四節気】hueごよみ 雨水(うすい)

春夏秋冬をさらに細かく6つずつに分けた「二十四節気」。この特集では二十四節気をベースに、旬の食材紹介やそれらを使ったレシピ、季節を意識したスタイリングのコツなどを紹介していきます。

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雨水

一年を24等分する太陰太陽暦・二十四節気の一つ、「雨水」(毎年2月19日ごろ)は、雪が雨に変わり、雪や氷が溶けて水になるとされる時期。
365Visual DB」より

レシピ紹介

『 春一番野菜のポトフ 』

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立春が過ぎ、春の訪れを心待ちにする時。白い雪が水色の雨を溶かし、キラキラ輝く透明な水に変わる。まだ寒さが残りつつも、草木が土から顔を出す準備を始める。冬の土の力をしっかり蓄えた春キャベツと、春が楽しみになる旬の具材を使った、好きな人たちと囲み、体と心を温める、そんな一品はいかがでしょう。

【材料・4人分】

春キャベツ…1/2個
菜の花…1束
カリフラワー…1株
スナップえんどう…8個
はまぐり…4個(砂抜きしたもの)
人参…1本
ウィンナー…4本
固形スープの素…2個
塩…適宜

【作り方】

1.春キャベツは芯を残したまま4等分に切る。菜の花は根元の堅い部分を切り落とす。カリフラワーは大きめの小房に分け、スナップえんどうはヘタと筋を取り、人参は皮を剥き大きめの乱切りに、ウィンナーは切り込みを入れる。

2.大きめの鍋に水7~8カップと春キャベツ、人参を入れて強火にかける。煮立ったら中火にしてアクをすくい取り、固形スープの素を手でくずしながら加え、20分ほど煮る。残りの具材を加えて15~20分煮、塩で味をととのえる。

「美味しい写真」を作り出す、撮影の舞台裏

今回は1枚の写真でそのお料理の魅力を最大限に伝えるための工夫と技術、「食シズル撮影の舞台裏」をこっそりご紹介したいと思います。

①鍋底上げ

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実際に調理をする際のレシピ量と、撮影で美味しく料理を見せるための量は違います。料理が鍋に沈んでしまい具材がよく見えなかったり、あまりにお皿が大きく見えて質素なイメージになってしまいそうな時には「かさまし」をすることでボリューム感をプラスします。汁物などはざるや透明の耐熱ボウルなどを、サラダや菓子などはキッチンペーパーなどをかまして、写真に映り込まないように仕込ませることで、具材をバランスよく見せていきます。

②野菜の並べ方

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引き立たせたい主役の食材がハッキリわかるように盛りつけていきます。今回は春キャベツとハマグリを引き立たせたいので、春キャベツは大きく切り存在感を出し中央手前に。ハマグリは中身がしっかり見えるよう貝殻1枚は外し立たせるように並べ、隣に暗めの色の菜の花を置く事でハマグリの淡い色を引き立たせます。

③つやの出し方

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シズル撮影には時間がかかるので、お料理は徐々に乾燥していきます。食材や調理方法に合わせて、保湿するようなものをハケで表面に塗ったり、霧吹きをすることで、みずみずしさを保ちシズル感を蘇らせます。

④湯気による演出

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白い湯気がわかりやすくなるよう、背景には暗めの色をコーディネート。熱々の状態で鍋をカメラ前に出しますが、熱々の状態は長く保てないので、湯気は徐々に消えていきます。何度も加熱する事は時間を要する上にお料理の質を下げてしまうので、湯気の表現ができるシカケを使って、温かさの演出をすることもあります。

「アツアツの出来たて料理を撮影している」と思われる方も多いかもしれませんが、美味しいビジュアルを伝えるために、様々な「シカケ」を駆使しながら工夫をしています。美味しさのポイントとなる食材を引き立たせるレイアウト、食感や温度を感じられるツヤや湯気の演出など、食のプロフェッショナルだからこそご提案できる様々なノウハウ。ぜひhueにご相談ください。

Photo by 加藤雄也

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※「365VisualDB」は、アマナイメージズが提供するビジュアルデータベースサービスです。

著者プロフィール

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市沢 衣久
インテリアデザイン会社に勤めたのち、佑成陽子クッキングアートセミナーを卒業。
フードコーディネーター資格取得。
料理教室にて、料理・製パンの講師を経験。
現在、雑誌や広告のレシピ開発、料理制作、スタイリングを担当。
BLOG http://ameblo.jp/ichisawa-iku/
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