食べて心も体も「きれい」になる! 美肌食育教室主宰・浅利真妃さんに聞く、インナービューティー講座 vol.1

最近よく聞く“インナービューティー”という言葉。
日々忙しく過ごす中で耳にすると、なんだかハードル高そうな響きがしますよね。
そんな中、ちょっとした毎日の習慣だけでも「食べてきれいになる」と教えてくださったのは、ビューティーフードスタイリストで、『美肌食育教室』主宰の浅利真妃さん。この連載では食と美容の関係をわかりやすくお伝えしていきます!

夏本番を迎えるこれからの季節。「食べてきれいになる」インナービューティーの法則を知れば、Tシャツ姿にも自信が持てる事間違いなし!
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“知ること”がインナービューティーへの第一歩

Qまず最初に、インナービューティーってどんなことでしょう?

A 誰にでも生活の中に取り入れやすく、いつからでもスタートできます。
インナービューティーという言葉は、最近よく聞かれるようになりましたが、その定義や具体性が曖昧な方が多いと思います。

アウタービューティー=「化粧品・体の外側から美をサポートすること」だとしたら、
インナービューティー=「食事・食べ方の工夫で体の内側から美をサポートすること」
だと考えてください。

 Q具体的にできることは?

まずは皮膚の構造を知ったり、肌知識を知ることが、内側からのケアの近道になります。肌は大きく分けて3層に分かれていますが、食と美容の関わりから見ると2種類。
化粧品でケアできる部分と、食事でケアすべき部分があります。
つまり、内側からのケアをしないと改善しない問題がある、という事になります。
そういった理解があれば、いま自分の肌が何を必要としているのか、気付くきっかけにもなりますよね。『美肌食育教室』でもその点を大切にお伝えしています。

代表的な栄養素にはどんな働きがあり、それはどんな食材に含まれているのか?意識した事はありませんか? 今の自分に必要な栄養素は、熱に強いものなのか、弱いものなのか、知るだけで毎日の食事の調理方法にも工夫しようと思えますよね。
ここまでくるとインナービューティーケアの第一歩がもう実践できています。 
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摂り貯めができない、栄養と美容

さらに、調味料を選ぶことも大切です。 最近よく話題になる「油の種類」はご存じですか? 例えばオメガ3(積極的に摂りたい油・・・亜麻仁油、シソ油、青魚の油などα-リノレン酸 DHA  EPAが多い油)とオメガ6(なるべく減らしたい油・・・ベニバナ油、コーン油など一般的にサラダ油と言われるリノール酸が多い油)の理想的な摂取割合と、実際口にしている割合の現実を知ることで、日頃自分が食べているものの見直しや嗜好品の傾向を見直すきっかけになります!ちなみにオメガ3とオメガ6は1:4~1:5が理想的な摂取量だといわれています。

意識して摂取しないと普段の食事では1:10、人によっては1:50とも言われています。オメガ3が多く含まれるアマニ油は、トランス脂肪酸をできるだけ含まないように低温で圧搾された未精製のもの、そして酸化しやすいので黒ボトルなどに入っているものを生でいただくのが理想的ですね。

食の大切さはなんとなくわかっていても、「きれいになること」を目標にするだけで、食への関心がさらに高まり、毎日、内側からのケアが少しずつでも自然と実践できると思います。 栄養も美容も摂り貯めはできないのです。毎日、自分が食べる事の積み重ねで5年後、10年後の自分への投資ができるところもインナービューティーの良さです。もちろん、美容にそこまで興味のない方でも、健康ではつらつとした生活を送るためにはとても関係の深いことですので男女、年齢問わず知る価値の高い分野だと言えます。

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大切なのは「選食力」

Q最近よく耳にする「ファスティング」って何ですか?

A日本語に直訳すると、「断食」。
とてもインパクトがあり、初めて聞く方は何も口にしない苦行のようなものと勘違いされる方もいるようです。長い歴史をたどると健康法や医療目的として行われていたようですが、最近は、活動するためのエネルギー分は、酵素ドリンクなどを定期的に飲みながら行うので、空腹感もなく過ごせます。
主にダイエットやデトックス、そして体質改善、美容や体のコンディションを整えることを目的にする方が多いです。飽食の時代だからこそ、栄養バランスや安全性を見極め、自分にとって必要な食材を選び抜く「選食力」は本当に大事です。体に良いものを取り入れ、有害物質など良くないものをデトックスする、そしてファスティング期間中は臓器を休めるというように自分の食生活の中に上手く組み込むことで、大きくインナービューティーにつなげていきたいですね。ファスティング経験者ならわかると思うのですが、肌の艶がちがってくるのも女性にとっては嬉しいところです。

Qファスティングで注意するべきことは何ですか?

A一番は「安全に行う」ということ。
間違ったファスティングは健康被害の可能性を高めてしまいますし、良い結果につながりません。知識がないまま独自に行うのは危険を伴うことも考えられますよね。実際にファスティング中に使うドリンクの成分や成り立ちを知ったうえで、さらに最初はそれをサポートしてくれる専門知識を持った先生、その道のマイスターなどにファスティングをする目的や、期間なども詳しく相談しながら行える環境であることが一番望ましいです。

Q効果的に取り組めるファスティングの方法を教えて下さい

A「効果的」かつ「安全に行う」ために、ファスティング前後の食事に気を配れるかがとても大事です。
ファスティング後は腸内環境がリセットされますので、いきなり脂物や固形物、高カロリーなものを食べると内蔵や体にかなりの負担がかかります。

  直後の選食を間違えただけで、ファスティングを行ったその努力がだいなしでは勿体無いですよね。期待通りの効果が出ないうえ、早々のリバウンドの原因にもなります。まずは消化に良いものを少量ずついただくことが鉄則です。ファスティングの期間にもよりますが、3日間のファスティングなら、やはり2、3日は普通食へ戻す回復食期間にあてることが理想だと思います。この期間に理想的な食事は各国や文化によって色々違いがあるようですが、日本食文化に馴染んできた私たちであれば、おもゆやお粥からはじめるのがオススメです。キレイになった腸のことを思えばこそ、ぬか漬け、漬物など植物性の乳酸菌が豊富な食べ物、また発酵食品でもある納豆などをよく噛んで食べることは理想的だと思います。

ファスティングに限らず、「食べてきれいになる」という方法について考えたとき、日本の伝統食ってすごいなぁと改めて実感します。素晴らしい発酵食文化、そして食物繊維も多く腸内環境に良いものがたくさんあります。日本に住んでいると、世界各国の料理を食べられますが、改めて日本食が見直されている昨今、日々それぞれが食で自分の体や健康・美容を支えていると自覚しながら選食することで、口にする1食1食を今より大事にするようになると思います。つまり食事の内容を見直すキッカケさえあれば日本人の日本食離れは減っていく一方だと思います。

 忙しさのあまり年代によっては年々食事時間が減少しており、食事さえも時短になっていく中、インナービューティーを食の“楽しみ”の一つに入れ、食生活が少しでも豊かになっていく人が一人でも増えることが私の理想です。
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浅利 真妃プロフィール 

美肌食育教室主宰 
ビューティーフードスタイリスト
フードコーディネーター 食育インストラクター コスメコンシェルジュ
エキスパートファスティングマイスター食の専門スクールにて、インナービューティー講座をプロデュースする。またビューティーサロンプロデュース、化粧品PR・ブランディングでの経験を活かしビューティー企画、インナービューティーセミナーを開催。

著者プロフィール

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浅利 真妃
美肌食育教室主宰・美容家
ビューティーフードスタイリスト
フードコーディネーター 食育インストラクター コスメコンシェルジュ
エキスパートファスティングマイスター。
食の専門スクールにて、インナービューティー講座をプロデュースする。またビューティーサロンプロデュース、化粧品PR・ブランディングでの経験を活かしビューティー企画、インナービューティーセミナーを開催。

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