食べて心も体も「きれい」になる!美肌食育教室主宰・浅利真妃さんに聞く、インナービューティー講座 vol.2

最近よく聞く“インナービューティー”という言葉。
日々忙しく過ごす中で耳にすると、なんだかハードル高そうな響きがしますよね。
そんな中、ちょっとした毎日の習慣だけでも「食べてきれいになる」と教えてくださったのは、ビューティーフードスタイリストで、『美肌食育教室』主宰の浅利真妃さん。この連載では食と美容の関係をわかりやすくお伝えしていきます!

 第二回目の連載では浅利さん自身が実践されている「日本食」「噛みごたえ」「雑穀」をテーマにお話を伺います。忙しい日常でも簡単にできる、日本食の工夫。ぜひ取り入れてみてください。

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「定番主食」をオーダーメイドする楽しみ

主食は何ですか?と聞かれ、少し前なら「ご飯です。」、もしくは「パンです。」という答えが主流だったと思いますが、最近では「白米です。」、「玄米です。」など、ご飯派の中にも種類の枝分かれが確立され、主食の常識にも変化が見受けられます。

その理由として健康志向や最近の玄米ブームをよく耳にしますが、白米だけよりも雑穀を組み合わせた時の魅力が意外にもたくさんあり、私も主食の定番が変化した一人です。

ちなみに私の定番主食は、白米1:玄米1:(紫黒米+ハトムギ+押し麦)1の割合でブレンドした雑穀米です。それぞれのお米や雑穀単体の魅力があわさる事で、色々な食感や風味がプラスされ、噛み応えが増します。自分の好みにあわせて楽しみながら定番主食を選んでいった結果、今のブレンドに落ち着いたのですが、またその時の気分によって変化できるのも楽しいです。噛み応えが増すことにより、噛む回数も増えますし、豊富な食物繊維を毎日摂取できるので、炊飯の前に混ぜ合わせる一手間だけで得られるメリットはそれ以上なものがあります。主食にする時、味に主張があり過ぎないこと、色んな料理にも合わせやすいこと、それを食べる人が美味しいと思えることなどがとても大事になってくると思いますが、そこさえクリアしていれば、食感などは好みで変化をつけることができる、ある意味食べる人のオーダーメイドで気軽に楽しめるので、インナービューティー初心者や自炊は苦手という人にもおすすめです。

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白米・・・産地、ブランドにもよるが、ふっくらとしたモッチリ感と甘みが特徴

玄米・・・糠層がついたままのお米。その分食物繊維、ビタミン・ミネラルなどが豊富

紫黒米・・・細長い黒色のお米、古代米、噛む度に外皮がぷちぷちと剥がれる食感がある。薬膳では、滋養強壮、造血作用があるとされ使われてきた炊くと他の米類も鮮やかな紫色になる。

ハトムギ・・・他の穀物と比べタンパク質が多いのが特徴。別名「ヨクイニン」と呼ばれ漢方食材として薬膳料理などにも使われる。デトックスやむくみ解消の手助けにも

胚芽押し麦・・・粘り気がなく、ぱらりとした口あたりが特徴。食物繊維・鉄・マグネシウム・ビタミンB群が豊富

「歯ごたえの良い」食材が持つメリット

なぜ、「歯ごたえの良い」「噛みごたえのある」食材が良しとされるのか。
まず一つ目は食事からの満足感を得られるということです。歯ごたえは食べている実感がすごくわきますし、自然と時間をかけ、食を丁寧に味わうようになります。時間をかけて食事をする、すなわち満腹中枢を刺激してくれ、満足感が満腹感にもつながります。食事に歯ごたえのあるものを選ぶようになり、それだけで自然とダイエットになったという方もいらっしゃると思います。白米と玄米は、比べてみてもカロリーにさほどの違いはありませんが、噛む回数が増えることによって食べる量が減り食べ過ぎの予防にもなります。

 二つ目は薄味調理に繋がるということです。よく有りがちなのが、濃い味つけを白米で薄める食べ方です。歯ごたえのあるものや食感のちがうものをいくつか組み合わせた雑穀米は、自然と口の中で食感の違いを見つけ出そうとし、味を探そうとします。優しいそれぞれの風味が楽しめます。主食だけでなく、歯ごたえのある食材での料理は、いつもより薄味でも満足しやすいのです。

 そして三つ目ですが、咀嚼により唾液の分泌量が増え、消化の手助けになる点です。このメリットは大きく、外食の多い方も常日頃から意識して食事や選食をすることで、流しこむような早食いを改めたり、単一メニューだけでなく、サラダや小鉢ものを添えるようになったりと意識改革できるようになると良いですよね。

更に、ストレス解消にもつながっているような気がします。自分の食生活を振り返っても「ザクザク」や「ボリボリ」と、咀嚼するたびに出る音と一緒に食事をいただいていると正に五感をフルに使って食べる感じがしてなんだかスッキリという気分になります。こういう経験の方、少なくないですよね。また噛む回数の少なくて済むやわらかいものを好む人より噛む回数の多い食事をしている人ほど筋トレにもなり、フェイスラインの引き締まりや小顔効果にも期待がもて、内面美容だけでなく外面美容にも嬉しいことずくめです。
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毎日の「日本食」を簡単にする工夫

日本の伝統食には、主食となるお米・雑穀以外にも、調理いらずで定番食となる体に嬉しい食材があります。私は自宅で出番の多い納豆にも噛みごたえと栄養効果をプラスしていただくことが多いです。納豆に加えるのは付属されている調味料や辛子ではなく、アマニ油、お酢、お醤油、そしてローストしたアマニの粒を一緒にかき混ぜるのですが、アマニ粒のツブツブ効果で食感も増し、お酢とアマニ油の風味で味もまろやかになります。高級と言われがちなアマニ油、こだわった油を求めるとどうしても高価に思えてしまうのですが納豆にプラスすれば1滴残さずいただけますし、お酢と一緒にいただくことで吸収も高まり一石二鳥です。

たまに味に変化をつけたい時は、お酢をバルサミコ酢に変えてみたり、身近な食材で毎日の健康美容をサポートしてくれる味方として取り入れやすく気に入っています。

また旨味をアップさせ消化吸収を助けてくれる糀を使いやすく、食べやすくしてくれている粉状の糀製品もよくお世話になります。色々な料理に加え、手軽にその効果と一緒に美味しさの手伝いをしていただく強い味方です。
納豆やお味噌汁は、1日1度は食卓に並ぶという人は少なくないと思いますが、その際に一振り加える手間はどんな忙しい方にも簡単にできるので、インナービューティーのための常備調味料としてもオススメですね。
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日本の伝統食を思うと、それを伝え続けてくれた人々、先人の知恵、そして素晴らしい技術を絶やさず今の時代まで造り続けて下さった職人の方々に感謝していただかずにはいられない気持ちになります。年々、栄養価の高さや旨味成分の詳細、効率的な食べ合わせなど科学的なことがどんどん証明されていますが、詳しく解っていなかった頃から、私たちが食べてきた日本食の軸には、美味しさや栄養摂取が理にかなった「さしすせそ」の調味料とその他の素晴らしい発酵食品、大豆製品、そして主食となるお米や雑穀があったからこそ、今の和食ブームも然り、長寿国と言われてきた所以でもあると思います。そのことにも感謝して今日も少しだけ自分に手をかけてあげることをおしまず、楽しみながら日本の伝統和食をいただきたいと思います。

食で自分にできる応援を! 今日も体の中から美しく。

著者プロフィール

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浅利 真妃
美肌食育教室主宰・美容家
ビューティーフードスタイリスト
フードコーディネーター 食育インストラクター コスメコンシェルジュ
エキスパートファスティングマイスター。
食の専門スクールにて、インナービューティー講座をプロデュースする。またビューティーサロンプロデュース、化粧品PR・ブランディングでの経験を活かしビューティー企画、インナービューティーセミナーを開催。
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