「夏の疲れを改善するには?」 美肌食育教室主宰・浅利真妃さんに聞く、インナービューティー講座 vol.3

最近よく聞く“インナービューティー”という言葉。 日々忙しく過ごす中で耳にすると、なんだかハードル高そうな響きがしますよね。 そんな中、ちょっとした毎日の習慣だけでも「食べてきれいになる」と教えてくださったのは、ビューティーフードスタイリストで、『美肌食育教室』主宰の浅利真妃さん。この連載では食と美容の関係をわかりやすくお伝えしていきます!


秋から始めるインナーケア

今年も高温多湿続きの日本の夏でした!台風も多く、その気候や気温の変化に合わせるために体やお肌は頑張ってきたことと思います。毎年のことながら過酷な夏を過ごした後は、そろそろ疲れも出てくる頃。秋はそのツケが美容面にもあらわれはじめます。美容も栄養も摂り溜めはできませんから、この連載の主旨でもある「体の中からキレイになること!」そして、スロービューティーではあるけれど、5年後、10年後の自分のために少し手をかけてあげられるようにしていきたいですね。

今回は身近にある美容食材使って、簡単に作れる常備食についてお話したいと思います。
暑さが続く夏は食欲もないからと、冷たく、また麺類など手軽で栄養バランスの偏った食事が食卓に並ぶことも多かったのではないでしょうか。手間をかけずに数日間冷蔵庫で保存できる常備食があれば、簡単な食事にプラス1品が楽にできますよね。夏のさまざまな外的刺激に晒されたお肌をコスメなどからのスキンケアと共に、身近にある野菜・果物を使って秋からのインナーケアの一つに加えてみるのはいかがでしょうか。

常に美しさの応援をしてくれる食
=“常美食”を常備食に!

 秋を感じ始めるものの一つに、食材、街のショーウィンドウ、女性のメイク、はたまたキンモクセイの香りなどがあると思いますが、毎年のことながらこの季節は、気温がまだ安定せず洋服ですら何を着て良いかわからない季節でもあると思います。いわば本格的な秋や冬になるまでの準備期間と言ったところでしょうか。お肌もその準備期間には、夏の間につくってしまったトラブルと秋の気候から受ける新たなストレスを抱え、正に肌の対応能力が問われる時です。

夏の疲れを改善してくれる外からのスキンケアと同様に内からも必要な栄養素や常備していて欲しい「常美食」を欲していますが、なかなかそのSOSが自身にすら届きにくく、また届いていたとしてもインナーケアは効果がゆっくりなので後回しにされがちです。
難しく考えず、また調理をしなくても美味しく食べられる「フルーツ」を食事やおやつに組み込むことくらいなら、後回しにせず出来そうですね。その中でも通年を通して手に入り、価格も安定しているキウイフルーツやバナナは強い味方になってくれるのでオススメです。

スイーツ代わりに野菜・果物で自作する=置き換え美容食

夏の代表的なトラブル、紫外線による日焼けは目で見ても分かりやすく、まだそれが表面的に出ていなくても、この情報社会で、知識豊富な女性には、シミ・シワ予備軍を連想させ一瞬で不安にさせるものの一つですよね。
気をつけていても誰もがこの季節一度は過ぎ去った夏を振り返りお肌と対話するために鏡を覗き込む、そんな行為を少なからずしているのではないでしょうか。

お肌は洋服やウィッグのようにお着替えや付け替えができず、一生付き合っていくものですから、受けてしまったダメージは、なるべく早く回復に向かうよう毎日食材を選んで常に食べられるよう創意工夫できたらいいですね。体の内側からのスキンケアも化粧品のようにそばで待機させておきたいものです。
体内で発生する活性酸素を効率的に代謝するためにも、ビタミンACEがたっぷり含まれているもの、またそれをこまめに手軽に摂り入れられるものは大事ですし、生きた細胞と生きた酵素を補えるという点では加熱していない食事もオススメします。

《 HONEYリコピン 》

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材料〈 2人分 〉
プチトマト・・・・・約200g(1パック)
レーズン・・・・・ 大さじ1
くるみ・・・・・・ 適量
はちみつ・・・・・ 大さじ1
米酢・・・・・・・ 50ml
塩・・・・・・・・ 適宜
イタリアンパセリ・・適量

① 冷凍したプチトマトを流水にくぐらせ皮をむく。
(冷凍したトマトは水につけると簡單に皮が剥けます。トマトを冷凍しない場合は皮の表面に切り目を入れ沸騰したお湯にくぐらせ湯むきをする)
② レーズンはサッと湯通しし、くるみは食べやすい大きさに砕く。
(くるみは3分程ローストすると香ばしさが加わり風味が増します。)
③ プチトマトと②をはちみつ、お酢、塩の調味料と混ぜ合わせ半日ほど冷蔵庫でマリネする。
④ 器に盛りイタリアンパセリを添える。

通年手に入りやすい美容食材「トマト」の赤色はリコピンによるものです。高い抗酸化作用で紫外線ダメージによるシミ・シワ予防の効果が期待できます。
赤く、実が重く、皮にハリ・ツヤがあるものがオススメです。
サラダに加えることが定番になりがちなトマトも、ひと手間でスイーツ代わりになるメニューへ。

《 SWEET POTATOのプルーン煮 オレンジ添え 》

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材料〈 2人分 〉
さつまいも・・・・・ 1本 (小2本)
ドライプルーン・・・ 150g(種ぬき)
オレンジ・・・・・・ 1/2個
黒砂糖・・・・・・・ 大さじ3
お酢・・・・・・・・ 50ml
みりん・・・・・・・ 大さじ2
レモン汁・・・・・・ 大さじ3
こぶ茶・・・・・・ 小さじ2(粉状)
塩・・・・・・・・・ 少々

① 輪切りにしたさつまいもがヒタヒタに浸かるくらいの水を入れた鍋を火にかける。
② 黒砂糖、塩、お酢、みりん、こぶ茶を入れ煮詰める。
③ さつまいもに竹串が通るくらいの柔らかさになったらプルーンを入れひと煮立ちさせる。(時々、味をみながらさし水を入れる)
④ 弱火にし、レモン汁を入れ、調味料を加えた水にとろみが出るくらいまで煮る。
⑤ 皿に盛り付けカットしたオレンジを添える。


鉄分や水溶性食物繊維のペクチンが豊富なプルーン。貧血や便秘予防をはじめお肌の調子を整えてくれる美容健康食材として効果が期待されています。さつまいもはビタミンC、食物繊維を多く含み美肌の応援をしてくれる女性には嬉しい食材です。プルーンとさつまいものしっかりとした甘さとスイートオレンジの酸味と甘み、そして香りを一緒に楽しんで下さい。
ワインにも合うのでオススメです。
果皮が固く、ドライプルーンに抵抗がある方にも酸味を加え煮込むことで、食べやすくなります。

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塩分の多量な摂取はお肌を老けさせる原因にもなりますが、精製食塩を避けて、岩塩や天然塩にすることで、その他のミネラルなども摂り入れることが出来るので、その小さな工夫をすることはとても大事です。またレモンやお酢を上手に料理に取り入れることは減塩にもつながりオススメです。
日頃からフルーツや野菜などカリウムを多く含む食材を摂ることは、塩分を素早く排出することにもなり、その栄養摂取を含めると一石二鳥ですね!

この秋は、コツコツと確実に自分のライフスタイルに溶け込み、その良い癖・習慣が自分磨きとなって跳ね返ってくる、そんな「スロービューティー道」をスタートする季節になれば幸いです。
この秋を「読書の秋」ならぬ「美容の秋」にするならば、自分だけのお気に入りの「常美食」を見つけてみるのも素敵です。

食で自分にできる応援を! 今日も体の中から美しく!

浅利真妃さんのその他の記事はこちら
インナービューティー講座 vol.1
インナービューティー講座 vol.2

著者プロフィール

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浅利 真妃
美肌食育教室主宰・美容家
ビューティーフードスタイリスト
フードコーディネーター 食育インストラクター コスメコンシェルジュ
エキスパートファスティングマイスター。
食の専門スクールにて、インナービューティー講座をプロデュースする。またビューティーサロンプロデュース、化粧品PR・ブランディングでの経験を活かしビューティー企画、インナービューティーセミナーを開催。
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