【二十四節気】hue_食トレンド情報 春分(しゅんぶん)

【季節の食トレンド情報】このシリーズでは季節ごとの旬の食材やレシピ、スタイリングのコツなど、これからトレンドになるかもしれない“美味しい情報”を二十四節季にそってご紹介します。
今回、「冬至」のクッキングを担当してくれたのはhueandでも活躍するフードコーディネーターの畠山有香さん。フリーアナウンサーの経歴を持つ畠山有香さんが思う、面白いトレンドをお送りいたします。
撮影はフォトグラファー井口俊介が担当しました

10169000510.jpg

春分(3月20日)


太陽が真東から昇り真西に沈み、昼と夜の長さがほぼ等しくなる「春分の日」から始まるのがこの節気。自然に感謝をして、春を祝う為の祝日でもあり「春の彼岸」の中日と重なるこの日から、昔の農家は種まきを始めた。

365VisualDB」より

【食トレンド】作り置き「常備采」のすすめ

asuparagasu.jpg
この春分の頃に旬をむかえる野菜の1つアスパラガス。太陽に向かって真っすぐにのびていくその姿と輝くような緑色は春の芽吹きそのものです。
春のエネルギーをもらって、私たちも伸びやかに日々を過ごせそうですね。
忙しい毎日にも旬を取り込む工夫として、今回はアスパラガスをピクルスにして作り置きしてみてはいかがでしょう?
常備菜は「共働きで火事に時間をかけられない」「子どもがちいさいので、毎日買い物に行くのが大変」「お弁当のメニュー作りにいつも悩む」こんなみなさんに特におすすめしたいレシピです。旬の野菜は安くて美味しいので、上手に使いまわすと、時短で経済的、市販品のような添加物の心配もなくて、嬉しいことばかりですよ!

情報収集は視覚が8割


長年アナウンサーとして仕事をする中で、「食レポ」という経験もあります。
私たち人は、視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚という感覚を持っていますが、情報を得るために使っている感覚の8割は視覚と言われています。つまり、見た目はとても大事、見た目で美味しいと脳が判断すると実際の味以上に美味しいと感じるということにもなるのですね。ですから、「食リポ」ではこの視覚情報をいかにサポートすると同時に、視覚だけでは表現できないその料理の作り手のこだわりをどう伝えるかがポイントになります。
たとえば、「とろける食感がこだわりのプリン」を「甘さが絶妙で美味しい!」と表現されるより「今まで食べたことのないこの上ない滑らかな食感なのに、ただ柔らかいのではなくプリンとしての存在感は十分です!」というように食感を褒める方が伝わるし、うれしいですよね。この料理のポイント、売りは何なのか?そんなことも考えてみるのは、楽しい時間です。

アスパラガスを使ったレシピ


アスパラピクルス

asupara.jpg

爽やかに仕上げるために、リンゴ酢を使いました。お酢にはクエン酸による疲労回復効果があるといわれていますが、リンゴ酢には整腸作用、便秘解消、美肌効果も期待できるともいわれていますよ。
身体によいピクルスはそのまま付け合わせとしてはもちろん、アレンジ力が高い常備菜です。


(材料)
ピクルス液
・リンゴ酢  200㏄
・水     100㏄
・砂糖    大4
・ローリエ(ドライ)  1枚
・タイム(ドライ)   ひとつまみ

グリーンアスパラガス  10本くらい

(作り方)
①アスパラガスは下1㎝ほどを切り落とし、下1/3の固い部分はピーラーなどで皮をむき、袴をとる。保存瓶に入る長さにカットして、沸騰したお湯で10秒ほど湯通しする。
②清潔な保存瓶にいれる。
③鍋に水とローリエ、タイムをいれ火にかける。(ローリエの葉脈を折っておくと香りが出やすくなる)
④砂糖を加え、溶かしたら、火をとめてお酢を加える(酸っぱいのが苦手な方は、少し火にかけて酸味を飛ばしてください)

*冷めたら、冷蔵庫で保存。日持ちは1週間~10日くらい。

食レポとピクルスのアレンジレシピ


今回のレシピはいつもと違ってレシピは掲載せず、畠山さんの料理のおすすめポイントとともに食レポをメインにお送りいたします。
美味しいが伝わる素敵なレシピをご堪能ください。


○アスパラピクルスとツナのてまり寿司

temari.jpg

ピクルスを寿司酢の替わりにした簡単ちらし寿司を作ってみました。簡単に手に入りやすいツナ缶とあわせてかわいい てまり寿司にしました。お弁当にもいいですし、盛り付けをちょっと工夫するとおもてなしにもなりますね。

=食レポ=
(畠山)口に入れた瞬間に、春を感じますね。シャキッとしたアスパラならではの食感と香りで気分があがります。素材をアスパラとツナだけにしたことで、アスパラの味が引き立っているのですね。酸味と食感の軽やかなバランスで、なんだか、ふわっと口の中に陽ざしが広がるような優しい味です。小ぶりのサイズ感で、女性やお子さんも食べやすくて喜ばれると思います。お寿司に使う野菜というときゅうりが定番ですが、春はアスパラ!をおすすめしたいです。

○アスパラピクルスと豚こま肉の酢豚風

subuta.jpg

ちょっと手間がかかりそうな酢豚をピクルスで簡単アレンジ。
豚のこま切れ肉を一口大にまるめて塊肉風に焼いたものを使うことで、さらに時短で経済的です。ピクルス以外の野菜は好みのものや、冷蔵庫にあるものに変えてもいいですね

=食レポ=
(畠山)野菜がシャキシャキで、お肉は柔らかいです!なるほど、豚こま肉をつかっているので、柔らかいのですね。

butakoma.jpg

とっても食べやすいです。そして、リンゴ酢を使っていることで、さっぱりとした味になっていますね。酢豚にバイナップルをいれることもあるくらいですから、酢豚にフルーツが合わないわけがないですよね。野菜も、もりもり食べられそうです。酢の物というと苦手な男性やお子さんも多いですが、酢豚はきっと家族みんなが喜ぶメニューですよね。
それに、酢豚ってお肉あげて、野菜も油通しして、合わせ調味料作って、、、ちょっと作るのが、面倒だな~というイメージがありますが、この作り方なら、冷蔵庫の残り物でさっとできそうです。

いかがでしたでしょうか?食レポから味が想像つきましたか?気になるレシピの問い合わせはこちらまで。

<今回ご協力いただいた料理家>

kao_hatakeyama.jpg 畠山有香/フリーアナウンサー・料理家

NHKキャスターを経て、フリーアナウンサーとしてテレビ、ラジオはもちろんナレーション、司会など幅広く担当。料理番組を担当したことがきっかけとなり、「食」に興味を持ち、専門学校へ通い製菓衛生士取得。アナウンサーの傍ら、フードコーディネーター、調理師免許を取得。クッキングスクールの講師を経験した後、現在はカフェの経営、フードコーディネーターとして活動。


Photo by 井口俊介

撮影・レシピ開発、その他お問い合わせはこちら


※「365VisualDB」は、アマナイメージズが提供するビジュアルデータベースサービスです。


著者プロフィール

著者アイコン
hue and.(ヒュー アンド)
「and.」とは、食にまつわる分野に特化して活躍されている方々をまとめたネットワークの総称です。
食にまつわる問題・課題をお聞かせください。「and.」の中から最適な人材をコーディネートして皆様の食の課題を解決するお手伝いをしていきます。管理栄養士をはじめ、料理研究家、お菓子研究家、フードコーディネーターなど様々な分野のプロが承ります。

http://hue-hue.com/service.html#hueand

関連記事