【二十四節気】hue_食トレンド情報 雨水(うすい)

【季節の食トレンド情報】このシリーズでは季節ごとの旬の食材やレシピ、スタイリングのコツなど、これからトレンドになるかもしれない“美味しい情報”を二十四節季にそってご紹介します。
今回、「大寒」のクッキングを担当してくれたのはhue and.でも活躍するテーブルプランナーの遠田明子さん
撮影はフォトグラファー石原逸平が担当しました。

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雨水(2月19日)


冬に降り積もってきた雪が、徐々に雨に変わってくる頃。降雨に大地が潤うと、人々はその年の農耕の準備を始める。寒い日が3日続くと4日暖かい日が続く「三寒四温」を繰り返しながら、次第と季節は春に向っていく。

春の美味しい食べ方 


これからいよいよ春です、というこの時期ならではの「春の味」がありますね。
大地ではふきのとう、タケノコ、春野菜など、そして海では産卵を控えた貝類がふくよかで美味しい季節です。

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そんな自然の息吹を美味しくいただきたい時には、素材の繊細な香りや味わいを堪能できる調理法がおすすめです。
バーベキューや畑のそばの簡易コンロでさっと焼いて食べた野菜が、なぜだかこの上なく美味しく感じます。

Simple is bestが野菜嫌いを克服させるかも?


お子さんや彼の野菜嫌いをなんとかしたい方々がいらっしゃいませんか? 
蒸し野菜や、生野菜は、野菜の好きな人にとってはたまらない料理かもしれませんが、あまり得意でない人には手が出ない調理法だそうです。
私の料理教室では、テーブルを野菜メインで楽しむ「ベジタフル」というクラスがあるのですが、何も野菜好きだけがいらっしゃる訳ではありません。中には、生野菜や付け合わせの野菜をどうしても食べることが出来ない女性が克服したくて参加されたり、ご家族の野菜嫌いをなんとかしたいと思う方々がいらっしゃいます。
嫌いだからといって人参をすりおろしたり、ピーマンをお肉に混ぜたりしないで、その野菜の完璧な形とその料理の美味しさがリンクするように形はあえてなるべく変えず、シンプルな美味しい食べ方をご紹介するようにしています。その方が、野菜嫌いが克服しやすいと感じるからです。

ちなみに我が息子(3歳)は困ったことに、この料理のおかげか、野菜料理が好きになりすぎてお肉も魚も食べなくなってしまったくらいです…。

【食のトレンド】できたてをそのまま食卓に


2016年はスタイリングでスキレットやホウロウ鍋が流行っていました。
食材にこだわる、調理器具にこだわる、というのも食の楽しみ方の一つとなっています。でも、その鍋、食材、ほんとうに活かしきっていますか?
お家で自分流めし、キャンプ先で野原めし、そんなご飯に力を入れる人々にうけそうな鍋を活かした料理、調理器具でそのままテーブルへ出せる料理アイデアを旬な食材とともにご紹介いたします。

鉄鍋を使ったメニューの提案


「ローステッドハーブキャロット」
ハーブ&スパイス:タイム、ローリエ、クミンシード、ニンニク

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春野菜の美味しさをいただくのに一番おすすめはロースト。蒸し焼きです。
この時期の野菜の持つみずみずしさをなくさずに、様々においしさや柔らかさを引き出すことができる調理法の1つです。調理器具は分厚い鉄鍋やダッチオーブン、無水鍋がおすすめ。
ただ蒸すだけでなく、野菜によって、ハーブやスパイス、ニンニクをひとかけ入れたり、ベーコンを加えたり、オイルの種類を変えてみたりします。
今日ご紹介する春人参のローストはバターの風味とスパイスが人参のおいしさを引き立ててくれるおすすめの食べ方です。

ソースは「カシスマスタードのソース」

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ヨーグルトとカシスマスタード、マヨネーズを少々混ぜ合わせた少し酸味もコクもある、うすピンク色のかわいいソースです。

パエリア鍋を使ったメニューの提案


「春待ちローストチキン」

春の新芽が萌えて、にぎやかな春がやって来るのが待ち遠しいこの季節。
出回りだした、かわいらしい新ジャガや、香り豊かなハーブと一緒に簡単に作れるローストチキンをご紹介します。
香辛料でマリネし、パンチあるエスニック風ロティサリーチキンの味をイメージしたローストチキンと、一緒にローストしたこんがりホクホクのジャガ芋が美味しい一皿です。球根から芽を出したようなエシャロットや、紫玉葱の色鮮やかなピクルス、すがすがしい香りのハーブと、豆のグリーンをアクセントにしてみました。

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今回使用したのは、「パエリア鍋
持っているけどパエリア以外に使わないということがあるかもしれませんね。
パエリア鍋は、熱の伝導が良く、ごはんも炊ける調理器具ですから、分厚いお肉のように中までしっかり火を通したい、そして、しっかりと焼き目も付けたいというロースト料理にもむいています。テーブル映えするので、盛りつけせずともこのままで良く、出す直前に火にかけて熱々のできたてを食べることができるので、パーティーのメインディッシュや、逆にあと何か1品という時にも重宝します。使いこなすポイントとしては、直径がぴったり合う蓋をセットで使うこと。とても軽いので、アウトドアでの調理にももちろんおすすめ。キャンプ必須アイテムでもあります。

パエリア鍋でこんな料理も…
アクアパッツァ、エビとインゲンの白ワインバター蒸し、カオマンガイ、パッタイ、餃子、焼きそば、ピザ、ケサディアなど。

Photo by 石原逸平


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著者プロフィール

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遠田明子/テーブルプランナー
外食業界にて、レストランをはじめ、料理屋、ホテルなどのメニュー提案や商品開発を11年経験。
多ジャンルな店舗開発の仕事と並行して、イタリア料理、日本料理、スパイス料理などさまざまな料理を学ぶ。
食を主とし暦を生活に取り入れた「季節の室礼とご馳走」をテーマとし、食文化や季節の表現への探求も深めながら、料理教室cucinaakiko(クチーナアキコ)を主宰。テーマのあるメニュー開発や商品開発、食にかかわるパッケージ企画、イベントの企画、ホテル・旅館・婚礼の食企画、ケータリング、商品撮影等々に関するお仕事承ります。

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