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2019年下期のフードトレンドをhue andクリエイターが大予想! 秋冬に話題になりそうな食材やレシピは!?

2019年下期のフードトレンドをhue andクリエイターが大予想!

 気づけばもう8月も後半!あっというまに2019年も半分が過ぎてしまいました。お盆休みも明けて、年末年始に向けて食への関心がさらに高まる中、どのようなフードトレンドが生まれるでしょうか。

日頃から”食の現場”で活躍している4名のhue andクリエイターの方々に、2019年下期に注目が集まるであろう「食材」や「レシピ」についてアレコレと(勝手に!?)予想していただきました!それでは早速ご紹介していきましょう。

料理研究家:くぼたあきこさん「脱プラの流れが家庭にも!?」

最初にご紹介いただいたのは料理研究家のくぼたあきこさん。TVや雑誌でのフードコーディネートを中心に、「大人も子供も一緒に楽しめる食事」について料理教室などの活動を通じて発信しています。

そんなくぼたさんが注目されているのが、大手コンビニがコーヒーカップを紙にしたり、コーヒーチェーンが紙ストローにしたりという、外食産業での「脱プラ」の流れ。

くぼた:忙しい日にお弁当やお惣菜を買って帰るんですけど、その時に出るゴミの量って、結構気になりますよね。私は子どもに毎日お弁当を作っているんですけど、そんな家庭で作るお弁当くらいはゴミゼロで全部食べられたらいいのにな、と思って今日はお弁当を作ってきました。

トレンド①:エコ弁


↑割烹着姿で登場のくぼたさん、普段使われているお子様のお弁当箱に詰めてお持ちいただきました

くぼた:お持ちしたのは、全部が食べられて、捨てるところのない、名付けて「エコ弁」です!デコ弁ブームやインスタ映えするお弁当などの影響もあって、今では100均でもカラフルな容器やピックが色々と売られていますよね。でも、毎日のお弁当で沢山ゴミが出てしまうのも気になりますし、何よりちょっとした工夫でぜーんぶ食べられるんです。このお弁当はプラカップをお野菜で代用したり、水分をうまく調節できる食材を使ったりしています。

ポイントは「野菜の容器」と「水分コントロール」


↑肉・魚・野菜と、こんなに彩り鮮やかな仕上がりなのに捨てるところはゼロ!

くぼた:プラカップを使いたくなるのは水が出やすいおかずの時。そんなときにはトマトやお芋、パプリカなどのお野菜を器にしてみたらいいですね。これはサツマイモをくりぬいてソースたっぷりのエビチリを、ちくわとマヨネーズ和えサラダはプチトマトの容器に入れました。お芋は適度に水を吸ってくれるので結構使えそうですね。

くぼた:もう一つお弁当で大切なのは水分のコントロール。水が出てしまうと食材が傷みやすくなってしまいます。今日は肉団子の周りにパフをまぶしたり、焼いたお魚とチーズをハムで巻いて、さらにオブラートで包んでみました。パフはもち米の加工品。オブラートはでんぷんでできていて、見た目にも味にも影響がないですし、食材をしっかり包んでくれます。他にも海苔で巻いたり、おかかをまぶしたり、上手く水分をコントロールできるといいですね。

「日本のお弁当はエコ」を世界へ発信!

くぼた:今回色々とトライしてみて、野菜の器は色々とバリエーションが広がりそうだなと思いました。#ベジ皿なんてinstaにアップしたりして楽しめそうですよね。あとは国産の食材でもっとお弁当に取り込めそうなものがありそうです。今回はパフやオブラートでしたが、昆布などの海藻や乾物なんかもよさそう。毎日のお弁当も、日本の食材を使えばエコでおいしい!っていうムーブメントが来るんじゃないかな、来てほしいな、なんていう想いを込めてご紹介しました。

料理研究家:服部みどり「日本食材ブーム、さらに加速!」

次にご紹介いただくのが料理研究家の服部みどりさん。食品メーカーや雑誌でのレシピ開発、飲食店でのメニュー開発のほか食品パッケージのフードスタイリストなど幅広く活動されています。(服部さんについてご紹介している記事はこちら

最近「和カフェ」の立ち上げのお仕事をされている中で「あんこ」の魅力について再発見したという服部さん。おしるこ、お餅などで年末にかけて食卓への登場頻度も上がりますよね。

服部:小豆を炊くのは意外と簡単。女性に嬉しい栄養分もたくさん含まれていて、自分好みの味にできるのも楽しいですよ。オリンピックまであと1年を切りました。日本食材への注目がさらに高まる中、あんこは日本だけじゃなく、世界に胸を張って紹介したい食材です。

トレンド②:あんこ(小豆)


↑こんなに身近な食材なのに、確かに自宅ではなかなか炊かないかも!?

服部:和カフェメニューの開発のお手伝いをさせていただいて、小豆・あんこの魅力にとりつかれてしまったんです。みなさんご自宅で小豆を炊かれたことあります?時間はかかるけど実は簡単。頑張ってほしいのは「一晩お水につける」、そこだけ。一晩明けてぷっくり膨れ上がったお豆は本当にかわいいんです。冷蔵庫で1週間は持つし、冷凍保存もできます。炊きたてもいいけど、私は一晩寝かせた翌日くらいが好きですね。

簡単3STEP、大事なのはとにかく「味見」


↑好みの豆や甘みの組み合わせでバリエーションは無限大!隠し味にコーヒーを入れても

服部:簡単3STEPで、これこそレシピのいらない料理という感じです。①一晩水に漬けます。②茹でます。小豆にかぶるくらいのお水を足して、水がなくなってきたら都度足したりながらお好みの硬さになるまで。硬さの調整はここでしっかり確認します。③砂糖を加えます。ここも本当にお好きな甘さで。ちょっとずつ足していきながら、味見をして仕上げます。ほら、本当に簡単でしょ?

服部:レシピ開発の仕事をしていると「ひとつまみって何g?」「ほどよくって何分?」と、とても細かく分量や工程を出すことを求められるんです。でも、あんこって自由なんですよね。小豆は品種によって大きさも違うし、鮮度によって給水具合も変わります。だから、何gとか何分とか決めたところで味が決まらないんです。とにかく「味見」をする!自分の感覚を信じて“好き”というところを探すのって楽しいですよ。

ゆっくり、じっくり、育てるように料理を

服部:トレンドは行ったり来たり。昔はやっていたものが今流行りだしたり、なんてことがあると思います。「時短レシピ」が多い中で、今年の秋冬は“料理を楽しむ”、そんな動きもそろそろ出てくるかな。細かなレシピではなく「感じるレシピ」というムーブメントが来るんじゃないかと思うんです。今回は大納言あずきに奄美大島の黒糖を合わせて炊いてみました。甘さの中にコクがあって、材料を好きに組み合わせてみるのもいいと思います。秋の夜長に豆を炊く、そんな風に料理することを楽しんでみてはいかがでしょうか。

タイ料理研究家:両角舞「エッジの効いたテイクアウトフードが話題に!?」

次にご紹介いただくのは両角さん。調理師、漢方スタイリスト、漢方養生指導士という様々な資格を持ちながらも、最近はタイ料理研究家としての活動に力を入れいます。
(両角さんについてご紹介している記事はこちら

そんな両角さんが注目しているのは10月からはじまる増税に対する購買行動の変化だそう。軽減税率が導入され、イートインは10%、テイクアウトや出前は8%とシーンによって税率が変更になるためかなりの混乱が予想されるのではと言われています。

両角:軽減税率の導入によって飲食店やカフェでもテイクアウトメニューを始めるお店が増えそうです。差別化をはかろうとエッジの効いたテイクアウトメニューが話題になるんじゃないかと思います。

トレンド③:タイで定番のテイクアウトフード「ガイヤーン」


↑タイ料理って日本でも人気で、タイフェスは毎回行列のできるフードイベントですよね!

両角:世界の中でみると、タイはものすごく屋台文化。テイクアウトメニューも豊富で、きちんと容器に入れて、というより、汁物でもバシャーっとビニール袋に詰めて渡されます。その結び方がすごくて、絶対漏れないのに、開けたいときにはすごく簡単にほどけるんです(笑)今日はそんなタイの定番テイクアウトメニューの中から「ガイヤーン」、タイ風焼き鳥をお持ちしました。

意外とあるある!?「ナンプラー問題」


↑盛り付けた瞬間からふわっとスタジオに広がるエスニックの香りに食欲をそそられます

両角:今日は張り切って丸一匹焼いちゃいましたが、ご家庭では手羽元やもも肉でも良いと思います。ナンプラー、オイスターソース、ニンニク、ショウガ、パクチーの根っこで下味をつけて焼いていきます。フードフェスの中でも「タイ料理フェス」って特別また盛り上がるんですよね。独特なスパイスの使い方ながらも日本人の味覚にも合っているんでしょうか。

両角:前回のコラムで、ナンプラーを使った和食のワンプレートメニューを紹介しました。みなさんから“ナンプラーを最後の一滴まで使いきれない”ってお声をよくいただくんですが、「うすくち醤油」くらいの感覚で日々のレシピに取り入れてもらっていいと思うんです。しょっつるをはじめとする日本各地に魚醤の文化はありますし、海外でいうとアンチョビなんかもそうですよね。

あの店の味を自宅でも

両角:タイではガイヤーンに蒸したもち米を合わせて売られいますが、ご家庭ではパンにはさんだり、麺に乗せたりすると食卓に取り入れやすいです。今年の秋冬は「あのお店の味を、自宅でも作ってみたい」そんな気持ちの流れがおこりそうで、今まで使ったことのない食材や調味料にも、この機会にぜひチャレンジして楽しみたいですね。

パティシエ:松本奈奈「わかりやすいスイーツレシピ」

最後にご紹介いただくのがパティシエの松本奈奈さん。スイーツスクール講師、レシピ開発、海外経験などを経て、独立。店舗のメニュー開発などから、デザイン性のある、ポップでカラフルなお菓子づくりも得意としています。

そんな松本さんは“ピスタチオ”を使ったスイーツがブームになるのではと注目されています。

松本:上期はレモンケーキやいちごたっぷりパフェ、マンゴーやイチジクなど、みずみずしいフルーツをそのままに生かした「パッと見てわかりやすいスイーツレシピ」というのがケーキ業界のトレンドでした。冬にかけてはナッツを使ったスイーツがよく出るので、今日は「ピスタチオタルト」を作ってきました。

トレンド④:「タピる」の次は「ピスる」かも!?


↑繊細なデコレーションもそつなく仕上げる松本さん、メンバーからも歓声があがりました

松本:空前のタピオカブーム。今ではタピオカドリンクを飲むことを「タピる」なんて言ったりするらしいですが、もう、下期はみなさんに「ピス」っていただきたいです!ピスタチオは“ナッツの女王”なんて言われていて(ちなみにナッツの王様はマカダミアだとか)、栄養価が高く、色も鮮やかに仕上がるので製菓では人気な食材です。今日は下のアーモンドクリームや上のカスタードクリームにピスタチオペーストを混ぜたり、トッピングにはフランボワーズと一緒にローストしたピスタチオをあしらいました。

スイーツづくり初心者にも使い勝手のいいピスタチオ


↑ピスタチオグリーンとベリーのカラーリング、まるで雪のような粉糖で一気にクリスマスムード

松本:製菓食材店で売られているピスタチオはロースト、ダイス、パウダー、ペースト、シロップなど形状も様々。ダイスはクッキーに、ペーストはクリームに混ぜたり、シロップはコーヒーにプラスしたり。風味や食感が楽しめて、見た目にも鮮やかに仕上がるので“スイーツづくりはまだ初心者“”という方も、ちょと取り入れるだけでグッと本格的なスイーツになりますよ。

松本:酸味のある食材との相性がいいので、ラズベリー、ストロベリーなんかがオススメです。緑と赤のカラーに粉糖なんかもかけてあげれば一気にクリスマス!今までショートケーキしか作ったことがない、という方も、生クリームにピスタチオペーストを混ぜるだけで見た目にもクリスマスらしいケーキに仕上げることができます。

実はみんなピスタチオが好き!?

松本:そうなんです、皆さん知らず知らずのうちにピスタチオのスイーツ結構食べてますよ。クッキー、ケーキ、マカロン、ジェラート、どれも色味が鮮やかで目を引きますから、焼き菓子から冷たい生菓子、ドリンクまで、本当にオールラウンダーな食材。今年の冬はぜひみなさん、作るも食べるも、“ピスっ”ていただきたいなって思います。

2019年下期、どんなレシピで楽しみますか?

さて、ここまで4名のクリエイターの皆さんに大胆に(アレコレと勝手に!?)予想していただきましたが、みなさんはどのメニューが気になりましたか?脱プラ、オリンピック、増税など世の中のニュースから少し真面目に考た部分もありますが、予想以上に盛り上がりました!

くぼた:オブラートのお弁当テクニックで商品開発って面白そう!。
服部:細かい工程とかいっさい抜きにして「感じるレシピ」を流行らせたい!
両角:ナンプラーの使い切りレシピ本を出版したい!
松本:日本ピスタチオ協会を立ち上げて会長になろうかな!?

「どれが本当に流行ったの?」という答え合わせはまた今度にでも(笑)当日はお持ちいただいたメニュー以外にもいろんな食べ方やレシピが出てここでは紹介しきれないほど。hue andでは、今後もたくさんのクリエイターの方々と情報交換をしながら、プロモーションのヒントをお届けしていきたいと思います。

今回ご協力いただいたクリエイターの皆様

  • 料理研究家:くぼたあきこ
  • 料理研究家:服部みどり(服部さんについてご紹介している記事はこちら
  • タイ料理研究家:両角舞(両角さんについてご紹介している記事はこちら
  • パティシエ:松本奈奈

CONTACT

hue_and@hue-hue.com

【担当】 森河 ・ 高橋

会社概要

株式会社ヒュー

設立2005年3月
所在地東京都港区海岸3-5-1
主な事業内容広告を中心とするビジュアル制作事業
資本金1,000万円(株式会社アマナ出資比率:100%)
従業員数40名(2018年4月1日現在)
URLhttps://hue-hue.com/