スマホで撮影!はじめての料理動画・後編

今まで一つの空間に集まって開催されていた料理教室やワークショップ。
最近はオンラインやリモートでの参加がごく当たり前のようになってきました。
今回の記事では、前回に引き続き、
スマートフォンで料理動画を撮影する時のポイントをお届けします。

ヒューでは食の動画制作も多数手がけており、専門のプロデュースチームも発足。
動画チームを率いるプロデューサーの菅野こうすけが
スマートフォンで料理動画を撮影する方法をお届けします。


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▲ヒューのプロデューサー菅野こうすけ。前職では映像ディレクターとして企画・構成から撮影、編集までを一貫して手掛け、
レシピ動画をはじめ、様々なメディアを立ち上げてきた経験があります。

菅野:『スマホで撮影!はじめての料理動画・前編』では、どんな動画を作りたいか
ベンチマークを持つことについてお伝えしました。
今回は、実際に動画撮影をはじめるにあたって“あると便利なグッズ”の紹介や、
撮影する際の注意点についてご紹介していきます。


動画のクオリティを高めてくれるアイテム

【三脚】
もちろんお手持ちのスマートフォンのカメラ機能だけでも
料理動画を制作・配信することは可能です。
ですが、もし「もっとプロっぽい映像」や「見やすくわかりやすい動画にしたい」
のであれば、撮影用の付属アイテムを揃えるとよいでしょう。
最初は格段に映像のクオリティが変わるアイテム、
「三脚」の導入をオススメします!

スマートフォンを手に持って撮影を行った場合、
一人で調理しながらの撮影は困難です。
誰かに撮影をお願いするなど人手が必要となったり、
撮影してもらっても手ブレや傾きのある、
いわゆる「ホームビデオ」的な映像となってしまいます。
そこで三脚を使用しスマートフォンをしっかりと固定することで、
揺れ・傾きのない安定した映像が撮影できます。

スマートフォン専用の小さいサイズから、
一眼レフカメラやビデオカメラのような、
通常のカメラ用の三脚に取り付けるアタッチメントタイプ、
前回の記事で紹介した俯瞰からの撮影にも対応できるものまで、
様々な三脚があるので、予算や作りたい動画の形式に合わせて選んでみてください。

三脚機材.jpg

▲左が一般的な三脚にアタッチメントを付けたもの。
右は卓上タイプやクリップで取り付け可能なものなど用途別の三脚。
状況にあわせてうまく活用することで映像の質が格段に上がります!
いずれも数千円など手に入りやすい価格帯で販売されているのでチェックしてみてください。


その他にも料理動画のクオリティを高めたり、
撮影を効率的に行うことが出来るアイテムはたくさんあります!
特徴や使用シーンをご紹介しますので、
動画制作を進めていくなかで必要に応じて揃えてみましょう。


【照明】
「見やすくわかりやすい動画」を制作するうえで、
動画の構成や映像の美しさは大切なのですが、
それ以外にも手元や詳細がはっきりと見えることも大切な要素です。
それらをはっきり見せるためには、画面の中を明るくすること。
つまり照明(光)が必要になります。
また、料理動画で大切な「美味しそう」
というシズル感の演出にも、照明は重要になってきます。


窓際で自然光を使っての撮影ももちろん可能ですが、
細かく調整したい場合は、照明器具を導入するのも一つの方法です。
自宅にあるライトなどで対応できる場合もありますので、
手元にあるものでまずは試してみましょう。


【外部モニター】
スマートフォンのカメラで撮影を行う場合、
「自分がどう映っているか」「余計なものが映っていないか」などを確認するには、
一度テスト撮影を行うか、スマートフォンのモニターをのぞき込まなくてはいけません。
しかし外部モニターを接続すると、
カメラ前に立ちながら確認できるので撮影の効率を格段に上げられます。


【外部マイク】
調理手順やポイントなどを解説する際、
スマートフォンのマイクでも収録をすることは可能です。
しかしそれでは、周りの環境音(空調の音や車の音など)
まで拾ってしまいますので、解説の声にフォーカスした収録ができず、
言葉が聞き取りにくい仕上がりになってしまう可能性があります。

外部マイクを取り付けることで、
収録中の声をきれいに拾うことが出来ます。
聞き取りやすい動画を目指すのであればぜひ検討してみてください。

もうワンステップ、先のクオリティへ


実際に撮影を始めて基本的な操作に慣れてくると、
今後は「見る側を飽きさせない」という事を意識して撮影してみましょう! 


・画変わり
どんなに見やすい映像でも、
ずっと同じアングルが続くとユーザーは見飽きてしまいます。
各ポイントで伝わりやすいアングルに差し替えて画面を切り替えることで、
見やすく、飽きさせない映像になります。

例えば、調理の細かい部分や美味しさを伝えたい場合は、
食材に寄ったアングル。
調理工程をわかりやすく伝えたい場合は広めのアングル。
雰囲気を演出する場合は、周りの家具なども含めたより広いアングル。
といった具合に適したアングルのカットをバランスよく見せることで
飽きさせない構成となります。

編集の際にこれらの様々なアングルを盛り込むことができるように、
いろいろな角度からのカットを撮影するように心がけてみましょう。

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▲料理動画の場合、ソースをかける、スプーンで持ち上げるなどは「寄り」のアングルがおすすめ。
他にも食材の細かい説明など近くで見せたいシーンは寄りで撮影しましょう。


・映る背景はスッキリと整理
対面での料理教室では気にならないことも、動画になった途端に目立つようになります。
例えば、テーブルの汚れや背景のごちゃつきです。画面に映し出される範囲を確認し、
不要なものは画面から逃がすなど、見る人が気にならないように注意しなければいけません。
せっかく料理動画をつくっても、「背景が気になって、頭に入ってこない」という事態を避けましょう。


・音の収録について
先でお伝えした通り、音声解説の挿入には外部マイクがおすすめです。
声による解説の音声以外にも、食材をザクっと切る音、ぐつぐつ煮える音など、
“音のシズル感”を伝えたい場合に外部マイクを使用して収録すると、クオリティが格段に上がります。
YouTubeはユーザーのほとんどが音声ありきで視聴をしますので、
音のシズルを使って見る側を楽しませることも試してみてください。

・画角について
配信する動画プラットフォームによって推奨される画面サイズが異なります。
せっかく撮影をしたのに配信時には見切れてしまった、
ということがないようあらかじめ配信するプラットフォームの推奨規格を確認し、
最大限に活かせる画面サイズで撮影を行うことをおススメします。

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▲配信するプラットフォームの推奨の動画画面サイズはあらかじめ確認しましょう。
横長なのか、正方形なのか、適した画角を意識して撮影することをおすすめします。


以上、料理動画の基本ポイントをまとめてみました。撮影のテクニックも大切ですが、
何より「この動画で何を伝えたいか」を明確にイメージするのが大切です。
こだわりたい部分がしっかり表現できるようステップを重ねて動画撮影を楽しんでみてください。

ヒューのムービーチームでは、本記事にもある「オンライン料理教室」の新しいフォーマットを企画したり、
短尺のシズルムービーを制作するプランも用意しております。ご興味がある方はぜひお問い合わせください。

著者プロフィール

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株式会社ヒュー
株式会社ヒューは「食」を中心とした広告や商品パッケージの撮影から、レシピの開発・提案・クッキングの手配や出版物・WEB・デザイン・SNSを使ったコミュニケーションツールなど多彩にご提案が出来る「食の総合プロデュース会社」です。
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