今春日本初上陸! “食”と“映像”の新感覚フェス『The Food Film Festival Tokyo』レポートvol.1

昨年ニューヨークで 13 回目の開催を大盛況のうちに終えた『The Food Film Festival』(以下『FFF』)が2020年4月に日本初上陸!
その名も『The Food Film Festival Tokyo 2020』(以下『FFFT』)です。
どんなイベントかと言うと、様々な食にまつわるフィルムを鑑賞していると、今まさにスクリーンに映る食事が実際に座席に運ばれてくるのです!
映像と食を同時に体験することで、視覚・聴覚・味覚・嗅覚・触覚の五感で楽しむことができるイベントです。
上映後はフィルムに出演していたシェフや食のプロたちを交えたアフターパーティーも開催。
観て食べて、そして考えて楽しむ新しい感動体験を生み出すイベントの魅力について、シェフやクリエイター、運営スタッフに語ってもらうシリーズ第1回目。
『FFF』の東京開催のきっかけを作ったhueプロデューサーの太田久美子さんに、イベント開催の経緯を伺いました。
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Taste What You See on the Screen!

――まずは太田さんが『FFF』と出会ったきっかけについて教えてください。

太田久美子さん(以下敬称略) 今から3年前、グローバルマーケット開拓のためにhueの作品を海外に紹介して、自分たちのクリエイティブ表現が世界でどういう風に評価されるのか試したいと考えていました。
そこでhueの石川寛さんが監督・撮影したドキュメンタリー作品『和菓子』を世界の映画祭に出品してみようということに。
その時に“food”“film”“festival”と検索ワードを打ち込んだところ、最初にヒットしたのがこの『FFF』だったんです(笑)。

――なんと検索ヒットが最初の出会いとは!

太田 そのサイト見た時に冒頭に掲げられていたのが「Taste What You See on the Screen!」。
なんだろうと調べてみると、ジョージ・モッツという人が主催する、映像を観ながら料理を食べるという今までにない体験型のイベントが2007年からニューヨークで開催されているということでした。

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 ▲hueプロデューサー太田久美子さん。写真は出張の際に観客として参加した2018年のFFF。この後ニューヨークのメンバーと劇的に出会います。

私はアメリカに住んでいた時期があって、向こうの空気感とか感覚も分かるのですが、
石川さんの美意識の中にある感覚で撮ったムービーは現地の人には撮れないし、絶対にうけるだろうという自信があったんです。
そこでムービーをアメリカ人向けに再編集、予算もなかったので英語のナレーションは私が入れました。
そして2017年の『FFF』に応募してみたところ見事に上映作品として選ばれ、さらに『Best Food Porn Film』を受賞しました。

【過去の記事はこちら】NYフード・フィルムフェスティバルで hueカメラマン石川寛 作品『和菓子』が受賞!


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この年、私は現地には行けなかったのですが、その翌年別件でニューヨークに出張する機会があり、
ちょうど『FFF』の開催時期と重なったので観客として初めて参加してみることにしました。
実際に体験してみると世界中の監督による食のフィルムを楽しめるのはもちろん、
フィルムを見ながらその料理まで味わえる、なんて画期的な体験!と感動しました。
その時のアフターパーティーで『FFF』のエグゼクティブプロデューサーであるセス・アンガーと初対面。
彼から言われたのが、「『FFF』は世界でもっともユニークでイノーベーティブな食と映像のイベントなんだ。
こんなことをできるのは僕たち以外にはいない。いつかは東京でも開催したいと思っていたが、
一緒にやらないか? 君たちのクリエイティブは最高だ!」と。

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 ▲FFFのエグゼクティブプロデューサー、セス・アンガー(インタビュー記事はこちら)

NYから東京へ、1本のフィルムがつないだ縁

――石川さんの1本のフィルムが『FFF』を東京に導いてくれたんですね!
なぜhueがパートナーとして選ばれたのでしょう?

太田 私もそれについてずっと考えてきて、ようやく分かったことがあるんです。
それは今、人々は新しい体験の場を求めているということ。
トラディッショナルではなくユニークでイノベーティブなものを求めることは、
クリエイティブに通じるし、それはまさにビジュアルコミュニケーションを目指しているhue、そしてアマナにも通じます。
そこでこのイベントを私たちで開催する意義が見えたんです。

――クリエイティブの部分に親和性や意義があったんですね。

国境を越えてクリエイター同士が共感

――『FFF』の運営メンバーはどういう人たちなんですか?

太田 主催者であるジョージは、長年アメリカで食品メーカーのCMシズルを撮ってきた映像作家です。
その彼がなぜ『FFF』を始めることになったのかというと、単純に食や映像が好きなシェフや映像作家が自分たちの伝えたいメッセージを一緒に楽しくセレブレートできる場を作りたいという想いからなんです。
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 ▲FFFを立ち上げた映像作家で、ハンバーガーエキスパートでもあるジョージ・モッツ(インタビュー記事はこちら)

たとえ食が好きでも、仕事だといろんな制約があって自由に表現できないこともありますよね?
だから上映後には必ずシェフや映像作家が自分の想いを喋れる場を設けています。
私たちをパートナーに選んでくれたのは、同じクリエイター同士、こういう気持ちも共有できると思ったことも大きいそう。

エグゼクティブ・プロデューサーであるセスはアメリカのイベント運営のプロで、第2回目の『FFF』に観客として参加したことがきっかけで運営に携わるようになりました。彼がチームに加わったことで、この『FFF』のTaste what you see on the screenの体験が完成されたようです。
5、6年前からはシェフであるアーロン・アンガーがアサイン。
彼はニューヨークで店舗を持たずに『Night Kitchen』という名前のケータリングをメインにやっています。

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 ▲『Night Kitchen』シェフのアーロン・アンガー

彼はいつも料理のことだけを考えているザ・シェフで、自身のルーツであるユダヤ料理はもちろん、フランス、ギリシャ、韓国などどんな料理でも作れる出張料理人。
それって彼が多様性のあるセンスを持って、ミックスカルチャーのニューヨークで活動しているからだと思います。こうして彼らは長い時間をかけてチーム作りをしてきました。

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一本のフィルムがNYと東京のクリエイターをつなげ、2020年のFFFT開催までの道すじとなっていく。ビジュアルやクリエイティブの力を感じるストーリーでした。太田さんありがとうございました。次回はNYでのFFF体験記をご紹介したいと思います。お楽しみに!

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INFO:
ニューヨーク発「観て食べる」フードフィルム・フェスティバル『The Food Film Festival Tokyo 2020』Day1、Day2 前売チケット販売開始!
映像に映る食事をフルコースで味わえる 2 日間のチケットは枚数限定販売です。
お得な早割も期間限定で販売します。

『The Food Film Festival Tokyo 2020』
期間:2020年4月17日(金)~19日(日)
場所:B&C HALL /東京都品川区東品川2-1-3)
チケット価格:DAY1,DAY2 早割チケット 10,000 円、前売チケット 11,000 円、当日チケット 11,000 円 ※価格すべて税込み
取り扱い:チケットぴあ (Pコード:644-735) https://w.pia.jp/t/fff-tokyo/
①店舗:チケットぴあ/セブン-イレブンで直接ご購入いただけます。
②インターネット:「チケットぴあ」のウェブサイトからご購入いただけます。※会員登録(無料)が必要
③電話予約:0570-02-9999(24 時間受付) ※但し(火)(水)の深夜 2:30~5:30 除く
※②・③の場合、予約有効期間内にチケットぴあ/セブン-イレブン/ファミリーマート 店舗でお引取りください。
なお、別途取扱手数料がかかります。

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