【and. people】食ライフのプロにインタビュー 「食のプロって何?」

【and.people】このシリーズはand.で活躍する食のクリエイターたちの“いま”を探るべく、普段の飾らない素顔や仕事内容をのぞいてみました。プロだからこそ知るテクニックや裏事情は、目からウロコ!知って得する情報も盛りだくさんでご紹介していく連載です。
今回は、フードコンサルタントの河合真由子さん
撮影はフォトグラファー許 カミン(キョ カミン)が担当しました。

「おいしく、つながる。」/フードコンサルタント・フードスタイリスト

フードコンサルタントとしてご活躍されている方々は世の中にたくさんおりますが、そもそもフードコンサルタントって何をしてくれる職業なのでしょうか?
今回は河合真由子さんに密着してその現場での情報や活動範囲をお伺いしてきました!

女性達の「憧れとなりたい。」を叶えるフードシーンを創造する。

hueand…河合さんのお仕事って具体的に何をされるのでしょうか?

河合さん…私の場合は、おいしい食のシーンを提案するのが主な仕事です。
具体的には、企画からはじまり、レシピ開発、フードスタイリング、そして時には、コラムやキャッチコピーなどのライティングや講演なども行います。
先日も自社の商品の打ち出し方が分からなく困っているという方からの相談を受けました。

hueand…漠然としたお悩みですね。どのように解決していかれるのですか?

河合さん…漠然としたお悩みではあったのですが、私の一番の強みは、『女性ならではの視点をいかした女性の憧れや潜在的な願望を形にすること。』言い換えれば、女性たちの日常に潜む『リアルと願望の狭間にある小さな隙間を埋めること』がわたしの仕事であるともいえます。ですので、打ちだし方が分からないと言ってもペルソナがマッチしていたのでそんなに大変ではありませんでした。

hueand…女性の要望や理想などを形にするのがお仕事ということでしょうか?

河合さん…簡単に言えばそうなります。
決して手の届かない遠いおとぎ話のようなシーンではなく、よりリアルに近い、でも遠すぎない、手の届く範囲のあこがれをつくること。ほどよい距離感をつくる。というのが大切です。

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hueand…憧れの世界が程良い距離感にあるっていいですね。どうしてそんな考え方に至ったのですか?

河合さん…私自身がかつてOL時代に、雑誌やカタログの世界に憧れをいただきながら生活をしていたからでしょうか。繰り返される日常の中でも、ポジティブに日々をたのしむためのエッセンスをもらっていたように思います。

朝活にあこがれる女子達に朝食の楽しみを

河合さん…近年、朝活といって、朝の時間を有効利用しようとする動きが注目されています。なかでも都心では、平日の出社前に、朝カフェで朝ごはんを楽しんだり、朝活イベントに参加してから会社に出社する方もいます。一方、実は朝活に興味があるものの、実際に朝活には参加できていない人が実は9割だというデータがあります。どうやら平日の朝は、朝起きて会社にいく支度をするので精一杯というのが実状のよう。そんな女性達には、まずは、朝が楽しみになるような『いつもの朝ごはんをちょっと底上げする、ワクワクするアイデア』を提案したほうがより現実に近い気がします。

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hueand…自宅で簡単にできる具体的な方法を教えてください。

河合さん…私のおすすめは、少し前に話題になった「スキレット」です。コンパクトなキッチンでは1つで何役もこなすものが重宝します。スキレットで調理をし、そのままあつあつを食卓に並べることができるのは、時間がない朝には大助かりです。しかもスキレットは、食卓を一気にお洒落にも見せてくれます。普段着の朝ごはんがスキレット1台で一気にお洒落なカフェ風朝ごはんに様変わりします。
いつものフライパン料理をスキレットに変えるだけなので、目玉焼きを焼いたら、次はパンケーキや、オムレツ・・・とどんどん自分流にアレンジの楽しみをみつけられるところも手の届きやすいアイデアといえます。

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意外?ヨーグルトは『食べない』/中国でヨーグルトを売る

河合さん…もう一つ、わたし自身の強みがあります。それは中国ビジネスです。大学の頃から一貫して中国とかかわりをもち、現地で6年半生活をしました。中国の人の考え方やその歴史的背景、そして商習慣や生活習慣についてはひととおり掌握しています。

hueand…それはとても強い強みですね!
最近の中国マーケットの動向や河合さんからみて面白いなと思ったことを教えてください。

河合さん…近年ヨーグルト市場が拡大の傾向にあります。牛乳と比較しても、その栄養価や、美容健康という切り口から広く好まれているようです。
ただし、日本と大きく異なる点は、中国では、昔からヨーグルトは食べるものではなく『飲むもの』だということ。おやつ代わりや水分補給のための飲み物として飲まれることが多く、日本のように、カップ容器に入ったヨーグルトも、蓋を開けてみると液体状で、とてもスプーンでは食べられないくらいです。コンビニエンスストアにいくと、店員さんは決まってストローをつけてくれます。しかし、ここ5年程で、日本のようにスプーンですくって食べられる凝固型のヨーグルトが徐々に増えてきているのも事実です。

hueand…そうなのですね!それは知りませんでした!

河合さん…そんな中国の人に向けて、日本のようなプラカップ入りのスプーンでたべるヨーグルトを売る場合、まずは、どんな生活シーンで食べるのか新しいライフスタイルの提案が必要です。そこで、ここ数年で爆発的なヒットとなっているグラノーラとあわせて、欧米式のグラノーラと一緒にたべる、「グラノーラとヨーグルトで健康的な朝の食卓」の提案が一番しっくりくるように思います。

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中国の若い世代の女性の中では、欧米式の生活様式への強い憧れをもち、その生活様式も急速に変化をしています。又、物を選ぶ基準として、品質の良さはもちろんのこと、見た目の可愛さ、かっこよさ、クールさも求められる要素としてあります。加えて、普段あまり料理をせず、朝食は基本的に外食又は中食が主流の中国では、難しい調理工程のいらない、混ぜるだけ、のせるだけの簡単アレンジが受け入れられやすいという背景もありますね。

ヨーグルトと一緒にグラノーラや、フルーツ、ナッツなどとあわせた現代的なおしゃれな朝食のシーンをビジュアルで提案することで、憧れのライフスタイルに手の届く感覚を感じてもらうことができるのではないでしょうか?

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hueand…その提案力が河合さんのコンサルタントとしての武器なのですね。

河合さん…もちろん、中国の人に「モノ」を売るということはそれだけの要素ではまだ足りないのですが、2020年の東京オリンピックもふまえ、これからどんどんグローバル化が進む中で、言葉に頼らないコミュニケーション手段の一つとして、ビジュアルによる伝える力が重要になってくると思います。

hueand…まさにそう思います。

河合さん…私自身も仕事を通じて、日本でも、中国でもその国や地域のリアルな事情を知った上で、その国の消費者がおもわず試してみたくなるシーンを提案していくことで、日々のくらしをちょっと素敵に、そして豊かにしていけたらいいなと思います。

私の場合はその中でもとくに「女性達の毎日の食卓」というシーン作りが得意ということです。

hueand…河合さんの企画力、提案力をもっと知りたい。女性向けの企画をしてほしいという方はヒューにお問い合わせください。アジアマーケットでは河合さんの語学力やリアルな経験値も最大の武器になることでしょう!

ご協力いただいた食のクリエイター

pro.jpg<河合真由子/フードコンサルタント、フードスタイリスト>
おいしいをもっと心地よく。ナチュラルで居心地のよいスタイリングと女性に共感されるレシピ提案を強みとし、企画からレシピ作成、スタイリングまでトータルでご提案することができます。

大学卒業後、流通、投資コンサルティング、WEBマーケティング業界を経験。又、海外で飲食店の出店コンサルティングやカフェの立ち上げに携わる。フードコーディネータスクール卒業後に独立。広告、TV、CM、動画のフードスタイリング、レシピ開発、食の新規事業のコンサルティングを行う。朝のTV番組での仕事を通じて朝型のライフスタイルにめざめ、OL女子の朝活コミュニティ「とっておきの朝食会」を主催。

今回作ったレシピはこちら(@hueand_and)

河合さんへのお仕事の依頼はこちらまで(→hue_and@hue-hue.com)
依頼可能内容:国内外における商品企画・開発、レシピ開発(特に朝食)、フードスタイリング、コピーライティング など

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著者プロフィール

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hue andとは、フードビジュアル会社、ヒューが展開する新たな事業。
料理研究家・パティシエ・バリスタをはじめきき酒師・塩職人・チーズソムリエ・フードライターなど、食にまつわる分野に特化して活躍するフードクリエイターネットワークを強みとする。

フードコンシェルジュがあなたの「おいしい」を提案します。


http://hue-hue.com/service.html#hueand
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