10月11日は国際ガールズ・デー「鮮やかに華やかに生きていく喜びを」MAISON ONIGIRIインタビュー

hueフォトグラファー細見恵里とヴィジュアルクリエイターの結城香織が結成したクリエイティブユニット『MAISON ONIGIRI』(メゾン オニギリ)が国際ガールズ・デー、六本木の共通アイコンを制作しました。

愛らしいピンクに浮かぶ花束のようなビジュアル。近づいて見るとタコの吸盤やラム肉、毒々しい色合いのフルーツなど思いがけない食材が複雑に構成されています。「甘い記憶も苦い記憶も、すべてを受け止めて生きていく女の子を応援する気持ちを込めて」とメゾン オニギリの二人は語ります。

今年8年目を迎える国際ガールズ・デーでの取り組みと、今後の展開についてメゾン オニギリの二人にインタビューしました。

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全ての女の子が鮮やかに華やかに生きていく喜びを

世界には経済的・文化的に教育が受けられない女の子や、10代前半での結婚、貧困の中で暮らす女の子が多く存在します。国連は10月11日を国際ガールズ・デーに制定し、世界各地で女性自らが声をあげイベントやアクションが行われています。

六本木では、拠点を置くさまざまな企業が国際ガールズ・デー用の商品を販売、
その売り上げの一部を寄付することで途上国の女の子を応援しています。
メゾン オニギリは、六本木で使われる共通アイコンを制作し、
その作品はパリ、ロンドン、ミラノなど世界各都市の『イエローコーナー』でも販売されることになりました。

「キービジュアルではピンク色の食材を集めて、
トウガラシなどの辛いものやトゲトゲした食材も入れています。
可愛くてにこにこしているだけじゃ、女の子は生きていけない。
えぐみや棘のあるものも受け止めて、それをエネルギーにして、
花を咲かせるように女の子は生きていく。
世界にはいろんな境遇で、いろんな経験をしている女の子がたくさんいます。」

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▲FOOD BOUQUETシリーズ。男性から見た女性のイメージとは違う独特の世界感が表現されています。


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▲食べ物を複雑に構成し、テキスタイルのように仕上げたTHE TASTEシリーズ。

写真だけではないファッションブランドのような存在に

そもそも細見と結城が作品を制作し始めたのは3年前の事。仕事で意気投合し、互いの足りている所と足りていない所を上手く補い合い、作品制作を続けてきました。2年前には写真展『GIFT』も開催。昨年の秋には改めて二人のユニット名を考案しました。日本の食べ物の象徴であり、お米を握ることで愛情を伝える手紙のような役割をもつ“おにぎり”と、写真だけにとらわれることなく、ファブリックや雑貨などを通じてファッションブランドのような存在になっていきたい、という思いから“メゾン”を付け、『MAISON ONIGIRI』が誕生しました。

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▲「ファッションブランドのような存在になりたい」そんな思いをカタチにしたのがLAST ORDERというスカーフのシリーズ。
すべて食べ物がモチーフとなっている。展示では6点の作品が、実際にスカーフとして展示される予定。

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今年の春、そんな二人の元へ雑誌『ブルームバーグ』のフォトディレクターから、撮影の依頼が届きました。
「ヒューのグローバルサイト(リンク)に掲載していた作品を見て、連絡をくれました。
その撮影が“反対意見のもの”というテーマで、日本の白いイチゴを撮影してほしいという内容でした」

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「このテーマを二人が撮るとどうなる?」とお題をくださったのがとても嬉しかったです。
作品をみて、気に入って撮影のお話をくださるのは励みになります。
今もシェフから依頼がありレストランの撮影もアイデア段階から制作させてもらっています。」

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「今後も、生活の中を彩るような作品を作っていきたいです。例えば、ハイブランドとコラボして器やファブリックを作ってみたいです。あとは、誰かの役に立てるような活動を続けていきたいと思います。食べ物をモチーフにしているので今問題になっているフードロスや、環境問題などにも自分たちの活動が何かお役に立てたらと思っています。」

二人それぞれのアプローチで紡ぎだされるビジュアル

細見は今回の展示作品を作る上で「東京じゅうを歩いて作品のインスピレーションを探した」と話します。広告出身のフォトグラファーであることから、見る人にどう伝えるかと常に考え、築地で食材をみたり、デパートでショッピングをしたりと、あえて写真以外のものからインスピレーションを得ようとしました。一方で結城は「自然や文化的なものの造形、物理学の摂理から感じるインパクトなど、自分の頭のなかに蓄積されているものと、モチーフにぴったりくる音楽をきいて浮かんでくるイメージを絵に落とし込む」ことでビジュアルを作り上げていきました。それぞれのアプローチから紡ぎだされた作品全20点は、11月8日まで六本木ICSにて展示されています。

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MAISON ONIGIRI EXHIBITION
“FOOD COUTURE”
場所・ICS(港区六本木5-17-1 AXISビル3階)
2019年10月21日(月曜)~11月8日(金曜)
 (11月3日、4日は13:00~18:00)
OPEN 12:00~19:00
Close 土曜、日曜、祝日 

www.maison-onigiri.jp
Instgram : maison_onigiri


オープニングレセプション
10月21日(月曜)19:00~21:00(受付~20:45)
レセプションではフードスペシャリスト亜緒さんによる“おにぎり”にちなんだ
お料理をご用意して皆さまの来場をお待ちしております。

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▲メゾンオニギリの二人。好きなおにぎりの具は「高菜(結城)」と「梅干し(細見)」。



国際ガールズ・デー2019トークイベント
10月10日(木曜)18:30~20:30
メゾン オニギリが映像を交えながら制作過程や、ものづくりについて自由に語ります。また、プラン・インターナショナルの活動に参加しているグアテマラの女の子も来日。途上国の女の子が直面している様々な課題について語ります。会場では先着でマゼンタカラーの薔薇をプレゼント。ぜひお越しください。


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株式会社ヒュー
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