食の神様がもたらした、ふたつのラック。hueプロデューサー西田 幸希

インド人もビックリ!?のハマりっぷり

「食の仕事」の入り口は、飲食店だけではない。

「19歳の時から、食にかかわる仕事がしたいとは思ってたんです。
けど、料理人という道はあえて選ばなくて。
どこか自分の中で“男の人の職場”というイメージがありましたし、
もっと早い人は、すでにやってるだろうなというのもあって」

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そう、さっぱりとした口調と表情で語る西田幸希さんは、美術大学出身。
「デザインやビジュアルを作るのが好き」という彼女が食の世界にまんまとハマッたのは、バックパックひとつで訪れた、インド旅行がきっかけでした。

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「⾏きたいと思ったら勢いで⾏く」性格で、これまで20カ国以上を訪れた。写真は南インド、ネパールのもの


本場インド料理の美味しさにビビビッ!となり、さらにネパールやスリランカ、
南アジア諸国を含めた食文化の面白さにロックオン。
休暇のたびに旅をし、コツコツ現地で料理を学んでは、帰国後に再現。
大学の制作活動として食器のデザインも自ら手がけるなど、とことんマニアックに追求しました。

「“カレー原理主義”とか言って、手で食べてたりしてました(笑)
インドの人もみんなスプーン使ってるのに……」

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⽇本で知り合ったスリランカ⼈の友人宅を訪問。現地のアンマ(お⺟さん)に料理を教わる

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▲カトマンズの民宿で、地元の料理を学ぶ。一口にカレーと言っても地域によって味付けが異なる。



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ネパール・パタン。町のお祭りの様⼦。寺で振る舞われるお祝いの料理を⼿伝う

絵作りに、かかわりたくて来ているから

卒業後、一度は雑誌のアシスタントデザイナーとしての働き口を得たものの
「どうしても食の仕事にシフトしたい」という強い思いは、
西田さんに思いがけないラックをもたらしました。
そう、とある展示で出会った人が「ヒュー」のマネージャーだったのです。

「実は『ヒュー』は、就活で志望したけど落ちた会社だったんです。
だから、ここぞとばかりにアピールしました」

その熱意が買われ、めでたく入社。

「私自身、パソコンの前で作業してるほうが好きだったので、
最初はレタッチャーとして応募したんです。
だけど面接をして、プロデューサーで採用されました。
クライアントとの直接のやりとりは初めてだったんですけど、
それも楽しそうだな、人見知りしない性格でよかったなって」

広告制作における企画営業および進行管理、これがプロデューサーの業務。
依頼主であるクライアントと、
フォトグラファーやスタイリストなど制作スタッフをつなぎ、
常にコミュニケーションをとりながら、円滑に物事を進める大切な役目です。

いわゆるクリエイティブ職ではありません。
それでも「そもそも絵作りにかかわりたくて来ている」西田さんは、
制作側のことをかんがみながら、クライアントに意図を伝え、
提案することを意識的にしています。
「そういう意味では、自分の感性の部分も少しは生かせているのかな、と。
上司のおかげですね」


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▲休日は人を呼んで料理を振る舞うのが趣味。


やってきたこと、何にもむだにならなかった

そう!ここで、食の神様が西田さんにもたらしたふたつめのラックは、
ついた上司が「他とはちょっと違う」人だってこと。

小澤と言うんですけど、もともと広告業界から料理人になって、
そのあとまた広告に戻って、『ヒュー』に来た人なので、
来る案件が撮影だけでなく、レシピも提案したりと、面白いものが多いんです」

それに付随し、西田さんの仕事のテリトリーもぐーんと広がったそう。

「器を選んだり、試作するのを手伝ったり。
また女性に向けた家庭料理を提案するとなると、
意見を求められることもありますし、ふたりで考えて提案することも多いですね」

いわゆるフードコーディネーター的な?

「いや、そう断言はしない方向で(笑)。

この仕事を知れば知るほど、もっとさらに上の_人がたくさんいるので、
そこはおごらないでいきたい。ただ小澤は撮影時も、カメラの前でフードさん
みたいなこともしますね。広告のキャリアも長いので撮影の知識もありますし、
来る仕事にわりとオールマイティに対応している、
私にとっては、すごく大きい存在。
勉強しなきゃいけないことも、たくさんあります」

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 ▲インドの料理を⽇本でも⽇常的に作る。スパイスや食材は新⼤久保などで本場のものを揃えるそう


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 ▲⻄⽥さん⾃⾝が趣味で企画・開催した料理会。場所を借りて20名分の料理を作った

入社当初は「仕事の内容とか、まっさらの状態だった」はずが、いつのまにか、
あれよという間に、自分を活かせるチャンスがめぐってきています。

「やってきたことが線で繋がっている感じがしますね。
何にもむだにならなかったなと」


パソコン仕事じゃ身に付かなかったこと

とはいえ、今は基本的にスケジュールの調整がおもな仕事。
またアシスタントとして動くことも多く
「それが自分の甘えにもつながっている」という西田さん。
「早く独り立ちしなきゃというのは、やっぱりあります。
資料作っていても、手は抜けない。
『ヒュー』は人数が多いわけじゃないので、そのプレッシャーは常に感じますね」

そのぶん、正直、拘束時間は長い。

「もともと好きなことをやってきている人間なので、
マジメで堅苦しい事務仕事ばかりやってたら、
本当にいやになると思うんですけど。
今は忙しくても、とにかく楽しい。現場はバタバタですし、
関わる人数がたくさんいるなかで「こうしなきゃいけない!」となった時に、
何か最適な答えなのかを、瞬間的に出さなきゃいけない。
その頭の回転は、パソコンの前で仕事しているだけじゃ身に付かなかったな、
と思います」

また、案件によっては「ちょっと部活みたいな雰囲気もあって、
くだらない話をしたりできる環境でもあったりする」という西田さんは、
まるで格言のようにこう言います。

「おおらかで、人と時間を共有することを楽しめる人が多い。
食べることが好きな人に、悪い人はいないなと思います」


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ヒューでは只今、撮影制作プロデューサーを募集しております。
広告制作に興味がある方、食に関心がある方のご応募お待ちしております。

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株式会社ヒュー
株式会社ヒューは「食」を中心とした広告や商品パッケージの撮影から、レシピの開発・提案・クッキングの手配や出版物・WEB・デザイン・SNSを使ったコミュニケーションツールなど多彩にご提案が出来る「食の総合プロデュース会社」です。
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