「オンライン講座でおうちでシチリア料理 動画制作現場にも行ってきました!」世界を旅する料理研究家ヤミーさん・レッスンレポート編

「オンライン講座でおうちでシチリア料理 動画制作現場にも行ってきました!」世界を旅する料理研究家ヤミーさん・レッスンレポート編

世界を旅する料理研究家・ヤミーさんの料理教室『Yummy's Cooking Studio』
世界の料理を学べる教室のレッスン体験レポートをシリーズでお届けします。
今回のテーマは、「シチリア」。
前回は通常の対面式レッスンでペルー料理を学びましたが、今回のレッスンの形式はオンラインです(過去の記事はこちら)
実際にhueのスタッフがオンライン講座で初めてのシチリア料理に挑戦した体験レポートをお届けします。
また、配信する動画の制作現場にも訪れ、ヤミーさん流オンライン講座のつくり方についてお話をうかがいました。
今回も家庭で作れるシチリア料理のレシピを1品ご紹介します。

いよいよ夏本番、甘酸っぱいシチリア料理で乗り切ろう

長い梅雨を経て、ようやく太陽の季節がやって来ました!
そんな季節のイメージにもぴったりなシチリア。
地中海のほぼ真ん中に位置する島では様々な国の文化が交差し、いわゆるイタリアンとも一味違った料理文化が根付いています。
名産品はオリーブやアーモンド、ブラッドオレンジ。
イワシやマグロなど魚料理が豊富で、「インボルティーニ」と呼ばれる食材を肉や魚、野菜で巻く料理や、パン粉を使った料理が特徴です。

初めて聞く料理名やレストランで食べたことのない料理を一人で作れるか心配ではありましたが、『Yummy's Cooking Studio』ではマンツーマンのレッスンを受けているかのようにおいしく作れると聞き、さっそく体験してみました。
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▲LINEを使って行われるレッスン画面のスクリーンショット。テレビの料理番組とはまた違い、より身近で、分からないことはすぐに質問できるのはオンラインならでは!


レッスンのツールは、コミュニケーションアプリ「LINE」を使って行われます。
レシピ動画が配信される前に、テーマとなる 国の歴史や風土、玉ねぎのみじん切りなど、どんな料理にも応用できる調理のコツを解説した予習動画やテキストが日々配信され、料理を作るワクワク感が高まります。
また、初めて買う材料も余らせないアレンジメニューの紹介などアフターケアもばっちり!
動画は何度も見返すことができ、自分のペースで学べます。

チャットでは、ヤミーさんに質問からちょっとした料理のお悩みも相談することができ、また生徒さん同士の食の情報交換の場として活用されています。

今回のメニューはこちら。

「なすの甘酢煮 カポナータ」
「いわしのパスタ」
「シチリア風ミートローフ ファルスマーグル」
「カッサータ風アイスケーキ」

前菜、パスタ、メイン、デザートの4品を作ります。

野菜の切り方や炒め具合、混ぜ方、肉の巻き方、どれをとっても丁寧に簡潔に解説されているので、迷うことなくさくさくと作業を進めることができます。
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あっという間に4品が完成しました!

外食の機会が減っていただけに、まるでレストランの食卓をおうちで再現できたことに喜びもひとしお。
また、どれも作りやすくアレンジもしやすい料理ばかりなので、おうちごはんが増えた今、日常の食卓のレパートリーを増やせることも嬉しいポイントです。

全体を通して甘味と酸味のバランスが良く、暑さで食欲の落ちる季節にもぴったり。
ヤミーさんのレシピのおかげで塩味もバシッと決まり、我ながら大満足の出来栄えです!
夏の太陽をたくさん浴びて育った旬の野菜で食卓は彩られ、料理にあわせて冷やしておいたシチリアワインも進みます。

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100円ショップの商品も活用! ヤミーさん流オンライン講座のつくり方

さて今回のオンライン講座、一体どのようにつくられているのでしょうか?
制作現場を取材させてもらいました。

そもそもオンライン講座は、前回のインタビューでもお話しいただいたように遠方に住んでいる方もレッスンに参加できるようなオンラインサロンの構想がベースにあります(過去の記事はこちら)
ヤミーさんは3月に入る前から、ヨーロッパにいる友人たちから現地のコロナが 深刻な状況だと聞き、いずれ日本も同じようなことになるのではないかと考えたそう。
そこでレッスンのオンライン化に向けて具体策を練り始めます。
そして緊急事態宣言が出る2日前にオンライン講座の開始をアナウンス、翌週には動画の配信をスタートしました。
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緊急事態宣言下ではお休みにした料理教室も多かった中、ヤミーさんがオンラインでも教室を続けた理由は、生徒さんたちの緊急避難場所をつくるため。
当時は外出を控えるために買い物の回数を減らすことが推奨され、1週間分の食材を買い出ししたり、新しい食材や料理にチャレンジされる方もいました。
生徒さんからは、「大豆はどうやって戻せばいいの?」「常備菜におすすめの乾物は?」「買い過ぎてしまった鯖缶のアレンジレシピを教えてほしい」など様々な質問が来たそうです。
ヤミーさんはこうした日常の食卓の疑問にもチャット上で、動画や画像を使いながら一つ一つ丁寧に答えていきました。

オンライン講座は撮影から編集、配信まですべてヤミーさん一人で行っています。
撮影機材はスマホ、真上からの撮影にはグラスハンガーを活用し、コンロを使用する動画では三脚に百円ショップで買った自撮り棒の部品を組み合わせたものを使って、料理をする人の目線で撮影します。
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動画編集のこだわりは、長くても1本5分以内に収めること。
集中して見てもらいたいため、短い中にポイントを凝縮して 編集することに苦労されたそうです。
参考にしたのはYouTubeや、出演された過去の番組。
自らカメラを回しながら、台本なしでお話しされる姿には今までの経験の全てが活かされています。

こうした臨機応変の対応ができたのは、料理の仕事を始めた当初の経験にあるとヤミーさんは振り返ります。
1口コンロのミニキッチンとミニ冷蔵庫しかない中でスタート、限られた環境の中で工夫して生まれたものがヤミーさん流時短レシピだったそうです。
ヤミーさんにとってマイナスはチャンスであり、そこから新しく生まれるものを自分の個性にすることでプラスへと転換しています。

変わりゆく世界の中で改めて感じた料理の力

コロナ禍でも早々にオンライン講座をスタートさせ、動画制作や配信にと今まで以上に多忙を極めていたヤミーさん。
そのような中でも改めて感じたことは、料理の大切さです。
家から出られない、普段顔を合わせていた人たちとコミュニケーションが取れない。
当たり前が当たり前ではなくなった中でも楽しく食事ができれば心は救われるし、バラエティーに富んだ料理をパパっと作ることができればおうち時間も豊かになると実感します。

それと同時に、家庭の中でお母さんだけではなく、男性も子供も家族みんなで料理をすることが当たり前になってほしいと思ったそう。
緊急事態宣言中は会社もリモートワークになり、学校も休校となりました。
家族みんなが自宅で過ごすことになると、お母さんは1日中食事の用意に追われてしまい、そのストレスで体調を崩されたという声もヤミーさんの元に届きました。

そこで思ったのは、キッチンを家族で楽しく調理する場にしたいということ。
『Yummy's Cooking Studioの98%は女性ですが、もっと男性にも参加してもらえるような工夫をしていきたいそう。
実際、夫婦で参加されている方もいますし、夏休みや冬休みなどは、お子様も一緒に参加できるようにしています。
レストランで出てくるような世界の料理を作れるヤミーさんの教室では、その国の文化に関する知識も盛りだくさんなので、男女限らず知的好奇心を満たしてくれます。

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カリキュラムは、前菜からメイン、デザートを作っていく中で、調理の基礎を学べるように工夫しています。
毎日の食事を作ることに飽きてしまった方に料理の楽しさや新しい世界を伝えてきたヤミーさんですが、この度の危機に際し、今までやってきたことをこれからも続けていくことで自分の使命を全うしようと心に決めます。

度々作りたくなる、手軽で食卓に彩りを添えるシチリア料理のレシピ公開

今回のシチリア料理の中から、「なすの甘酢煮 カポナータ」のレシピをご紹介!
酢と砂糖を加えたカポナータは「アグロドルチェ(agro=酸味、dolce=甘味)」という甘酸っぱい味わいで、冷やして食べても美味しく、夏の作り置きおかずにもおすすめです。
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「なすの甘酢煮 カポナータ」
材料(4人分)
なす…………………………………3本
塩……………………………………小さじ1/4
玉ねぎ………………………………1/4個
オリーブオイル……………………大さじ3
セロリの茎…………………………1/2本(約75g)
Aグリーンオリーブ(種無し)…8個
Aケーパー(酢漬け)……………大さじ1
Aトマト缶(カットタイプ)……1/2缶(200g)
A白ワインビネガー………………1/4カップ
A塩…………………………………小さじ1/4
A砂糖………………………………小さじ2
バジル………………………………適量

作り方
①下準備
なすは一口大に切り、塩をまぶしておく。
玉ねぎ、セロリは、1cm角ほどに切る。

②なすを炒める
フライパンにオリーブオイルをひき、なすの水気を拭き取ってから加え、混ぜ合わせてオイルを絡め、中火にかけて蓋をして5分、柔らかくなるまで炒めて取り出す。

③マリネ液を作る
空いたフライパンに玉ねぎとセロリを加え、弱めの中火でしんなりとするまで炒める。
Aを加えて蓋をし、柔らかくなるまで10分ほど煮たら、②のなすを合わせて冷まし、皿に盛り付けてちぎったバジルを飾る。


コロナをきっかけにまた新たな一歩を踏み出したヤミーさん。
次回のインタビューの時にはどんなことを始められているのか、どうぞお楽しみに!

INFO:

『ヤミーさんの おうちで世界一周レシピ』 ヤミー著
1300円(税別)/主婦の友社  2020年9月2日(水)発売

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2020年8月31日(月)17時まで

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※「世界の料理を日常の食卓に」世界を旅する料理研究家ヤミーさん・インタビュー編の記事はこちら
※「じゃがいものおいしい季節はペルー料理を作ろう」世界を旅する料理研究家ヤミーさん・レッスンレポート編の記事はこちら

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